[st-kaiwa7]電池いらずで
正確な体温計が欲しい![/st-kaiwa7]
[st-kaiwa2]水銀不使用の体温計
「なん℃かな」一択![/st-kaiwa2]
私は4〜5年に1度程度の頻度で風邪を引く。
体調が悪くなることは珍しく、自宅で体温を測る機会もあまり無い。
(年に1回も無い)
あまり使用頻度が高くないので、ボタン電池式タイプの体温計は電池が切れてしまっていた。
恐らく、電池を切らずに体温計を放置したのだと思う。
ウイルスで大騒ぎのご時世においても、1年くらいは体温計の電池が切れた状態で生活していた。
自宅では体温を測ったフリをし続けていた。
(電池は買ったけれど、ドライバーのサイズが合わず)
しかし、流石にまともな体温計を買うべきだと感じ始めた。
自腹で体温計を買うなら、正確な値を示す方が良い。
また、今度は電池交換が無いアナログ式にしようと決めた。
今どきアナログ式の体温計なんて、時代に逆行している。
そう思うかもしれない。
それは違う。
時代はサステイナブル。
[st-kaiwa1]電池のいらない
アナログ式体温計の方が
ナウい![/st-kaiwa1]
その結果購入した体温計「iexa なん℃かな」をレビューする。
以下に当てはまる人は、「なん℃かな」のことを知っておくべきだ。
こんな人は読むべき!
- 体温計の使用頻度が低く、電池の消耗を気にしたくない
- 緊急時に備えて、劣化や電池消耗の心配がない温度計が欲しい
- デジタル体温計よりも正確な温度計が欲しい
どうせ買うなら正確な体温計が欲しかった
体温計の購入を検討し始めた当初は「非接触の短時間で測れるスタイリッシュなヤツを買うぞ!」と息巻いていた。
色々と調べたところ、3000円程でよくわからないメーカーの非接触体温計を買うことが出来る。
有名メーカーの非接触体温計では、5000円を超える。
実は、非接触体温計で測れる体温は、正確ではない。
実験では、体の深部体温が反映される「腋窩(えきか)(脇の下)体温」と、医療機器の認証を受けていない市販の非接触式温度計の計測値を比較。
50人を調べたガンタイプの値は、腋窩体温との誤差が0・6度。
100人を調べたカメラタイプと腋窩体温との誤差は0・89度だった。特にガンタイプは腋窩体温の高低にかかわらず、計測値が36・5度前後に集中する傾向となった。
岩崎教授らによると、医療機器の認証を受けていない非接触式温度計は、「体温計」に該当しない。
外気温による影響なども踏まえ「医療機器ではない温度測定機器は、体温を反映した値を正確に示していない可能性に注意が必要」とした。
私の中で「なぜ正確な温度の出ない体温計に3000〜5000円も払わねばならないの!」という思いが強くなった。
(会社支給ならまだしも)
[st-kaiwa7]高くて正確じゃない
って嫌だね![/st-kaiwa7]
気が付いたら、アナログ式の体温計に心が向いていた。
時間はかかるが、測った温度は正確である。
電池が不要というのも、「ボタン電池を買ったり取り替えたりしたくない」という人にとっては最適解に感じられた。
従来の水銀を使用したアナログ体温計は、2020年12月31日に「水俣条約に基づく環境省指針」によってほとんどが販売終了となった。
そこで候補に上がるのがアナログ体温計「なん℃かな」である。
[st-kaiwa2]水銀燈は懐かしい![/st-kaiwa2]
アナログ体温計「なん℃かな」は水銀不使用
アナログ体温計「なん℃かな」は、水銀に変わって「ガリンスタン」という液体金属を使用している。
「ガリンスタン」の正体は、ガリウム68.5%、インジウム21.5%、錫10%の共晶合金。
水銀のように有害でなく、人体に優しい。
(写真のように、手に乗せても無害)
従来のアナログ体温計と同じように使用できるイメージだ。
アナログ体温計「なん℃かな」のスペック
アナログ体温計「なん℃かな」の仕様は以下の通り。
販売名 | 水銀フリー温度計 IX-101L |
測定範囲 | 35.5〜42.0℃ |
使用(保管)環境条件 | ー15℃〜42℃ |
測定時間 | 4~5分 |
測定精度 | +0.1℃/ー0.15℃ |
本体重量 | 約8g |
測定方法 | ガリンスタン液の 熱比例膨張方式 |
付属品 | 収納ケース、ラベル、 取扱説明書 |
ガラス製の完全密閉式なので、水洗いやアルコール消毒も可能。
約8gと軽く、使い勝手が良い。
(普通のアナログ体温計ですが)
アナログ体温計「なん℃かな」を使ってみて
計測時間は4~5分
アナログ体温計「なん℃かな」の計測時間は4〜5分。
デジタル体温計と比べると、どうしても時間はかかる。
唯一のデメリットだ。
スマホをいじって時間を潰すなら、あっという間である。
[st-kaiwa7]カエルのブログで
時間を潰せば良いね![/st-kaiwa7]
収納ケースは1.7倍の拡大鏡になっている
「なん℃かな」の収納ケースは拡大鏡になっている。
1.7倍の大きさで温度を確認可能だ。
ユーザーの使い勝手を考えた実用的なアイデアのケースである。
このサイズなら、老眼も安心である。
振って温度を戻す
「なん℃かな」は、使い終わったら振って温度を戻す。
説明では「専用ケースに入れて振るだけでガリンスタンが下がります。」と書かれている。
しかし、結構しっかり振らないと温度が下がらない。
すっぽ抜けて割らないように注意すること。
「なん℃かな」は正確に温度を計測できる
多くのデジタル体温計は、「予測式」という方式で温度を測っている。
体温計を使い始めた後の温度が上がる勾配から最終的に到達する温度を予想して測るという仕組み。
これはあくまで「予測」なので、測る度に温度が変わる可能性がある。
(その分、測定時間が短い)
アナログ体温計は、最終的に安定した値で温度を確認する。
「実測式」という方式で、こちらの方が計測した温度のブレが少ない。
アナログ体温計「なん℃かな」、まとめ!
以下が当てはまる人に「なん℃かな」は最適である。
なん℃かながハマる人
- 電池交換がめんどくさい人
- デジタル式よりも正確に体温が知りたい人
- 体温計を水やアルコールで綺麗にしたい人
- 非常時に備えて電池・充電が不要な体温計が欲しい人
この体温計を買ったことで、全く体温計の(電池交換の)ことを考えずに過ごすことが可能になった。
必要になった時には正確な体温を示してくれる。
体温は血流や免疫力のバロメータにもなるため、正確な値を知れるのは大変嬉しい。
アナログ体温計「なん℃かな」は、普段はズボラで良いけれど、必要なときには正確に機能する嬉しいアイテムだ。
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