[st-kaiwa5]アクリル・ポリエステルの
毛布を使ってる!
暑くて蒸れて目が覚める![/st-kaiwa5]
[st-kaiwa2]化学繊維の毛布は蒸れる!
ウールの毛布は湿気を吸う
から蒸れにくいよ![/st-kaiwa2]
私は過去に、しまむらで買った西川のアクリル毛布を使っていた。
かなり厚手のタイプである。
布団に入った瞬間に暖かさが分かる。
このアクリル毛布を買った際は「高いものを買っておけば、失敗しないでしょ」と思って4000〜5000円のものを選んだ。
しかし、この買物は失敗だった。
化学繊維を使った毛布は蒸れるのだ。
熱を溜め込みすぎるため、寝ている最中に暑くて目が覚めることがあった。
暑すぎて毛布を蹴って、寒くなり目が覚めることもある。
寝具はやはり天然素材が良い。
先日、良い羽毛布団を購入してかなり満足していた。
しかし、気温が5℃程度になると足や首・肩が寒いと感じる。
羽毛布団に化学繊維の毛布を組み合わせたら、せっかくの羽毛布団の温度調整機能が台無しである。
そこで、三井毛織の「メリノウール100%の毛布」を購入した。
このウール製毛布が加わったことで、冬の睡眠環境は盤石となった。
誰も私の睡眠を止められない。
今回は三井毛織の「メリノウール毛布」の特徴と感想、デメリット、洗濯や寿命について解説する。
この記事が役に立つ人
- 睡眠環境を快適にしたい
- 冬の寝具選びに困っている
- 化学繊維の毛布を使っていて、暑いと感じている
- 冬なのに、暑くて目が冷めたことがある
三井毛織のウール100%毛布の特徴
ウールの毛布は吸湿性が良い!
ウールは化学繊維に比べて吸湿性に優れる。
また、乾燥した環境になると湿度を放出する調整機能も持っている。
快適な睡眠環境には「湿度・温度」が重要。
メリノウールの毛布は、寒い時期に温度を暖かく保ち、人間にとって程良い湿度に調整してくれるのだ。
アクリルやポリエステルなどの化学繊維は、手触りは良い。
しかし、寝具としての機能はウールに勝てない。
[st-kaiwa7]羊さん、凄い![/st-kaiwa7]
下記に素材ごとの公定水分率の表がある。
公定水分率とは「物質に含まれる水の重さ/その水を含んだ物質の重さ」を指す。
「水分を吸着する度合い」として参照した。
ウールは綿の2倍以上、アクリルの10倍、ポリエステルの32倍の数値となっている。
(羽毛もウール並に凄い)
目安としてウールは化学繊維の10〜15倍、湿度を吸収してくれるのだ。
メリノウールは登山の肌着としても良く使われる。
少々の汗なら、ウールの繊維に水分を溜め込むので汗冷えしない。
汗をかいても蒸れないので、寝具としても最適な素材である。
[st-cmemo webicon=”st-svg-hand-o-right” iconcolor=”#3F51B5″ bgcolor=”#E8EAF6″ color=”#000000″ iconsize=”200″]メリノウールは水分を沢山吸収するため、蒸れない。
湿度を調整する機能にも優れる。[/st-cmemo]
抗菌・防臭効果に優れる!
ウールは、抗菌・防臭効果にも優れている。
菌が繁殖しないし、臭くもなりにくいのだ。
登山の世界では「ウールの靴下」は複数持たなくて良いとされている。
長い距離を歩くため、持ち物は極力少なくしたい。
何日か履いても、ウールの靴下なら臭わない。
実験してみた
私は新品のブーツを馴染ませたくて、部屋でもブーツを履いている。
長い休みの際に、同じメリノウールのソックスを室内で3日間履いてみた。
匂いは全くないし、水虫のようなひび割れができる気配もない。
ウールの毛布においても、この抗菌・防臭性能が発揮される。
睡眠環境を清潔に保ってくれるのだ。
[st-kaiwa2]加齢臭にも良いかも![/st-kaiwa2]
下記に、「悪臭物質のアンモニアがどれだけ繊維に残留するか」のグラフを貼る。
上のグラフは英語で分かりにくいが、縦軸は「アンモニアが繊維に残る割合」を示している。
横軸は「繊維の名称」。
一番左のウールは、驚異的な消臭性能を持っていることが分かる。
この理由は、ウールが湿度と合わせて臭気成分を取り込むためとされている。
オーストラリアの上質ウールを日本で丁寧に加工!
三井毛織のウールはオーストラリアのメリノウールを日本で加工し、製造・出荷している。
ウールそのものの品質も重要だが、加工の工程でどのような毛布になるかが決まる。
三井毛織では、紡績、織り、洗い、起毛、シャーリング等の各種工程を国内で実施。
これにより品質の高い毛布を生産している。
採れたての新毛のみ99.7%以上を使用して作っており、その証としてウールマークの表示がある。
(タグ左のしましま三角マーク)
防虫加工でダニ・虫食い対策も安心!
私が購入した三井毛織の毛布は「防虫加工」がされたもの。
防虫加工をした製品は、防虫加工なしに比べて約1000円高くなる。
私は「大事に長く使いたい」と思って防虫加工ありを選んだ。
[st-kaiwa2]大事な毛布が
虫にやられるのは許せぬ![/st-kaiwa2]
この防虫加工は、ダニが嫌がるマルカマイトNK17やマルカタキノンSGを使うことが一般的。
ダニが「近づかない」「増えない」の両方の効果がある。
(大阪化成株式会社:マルカマイトNK-17より)
アメリカ食品医薬品局(日本でいう厚生労働省)が登録している安全性の高い原料を使用しており、人体に害が無いことが実証されている。
また、一度防虫加工をすることで3年は効果が持続すると言われている。
それ以降は、クリーニングに出す際に防虫加工を検討しよう。
(500円〜2000円程度)
以下に「防虫加工あり」の商品リンクを張っている。
楽天では防虫加工なしの商品も合わせて検索で表示される。
(楽天以外は、品切れで出てこないことが多い)
三井毛織のウール100%毛布を使ってみて!
三井毛織のウール100%毛布は適度な厚み!
三井毛織のウール毛布は、楽天のレビューで少し薄いという書き込みもあり不安だった。
私が過去に使っていた化学繊維の毛布はボリュームがありすぎて暑かった。
毛布は「薄くても、厚くても」困るのだ。
実際に届いた毛布の厚みをチェックしたが、程良い厚みで一安心。
約4mmの厚さだ。
これ以上薄かったら「薄い」と感じたかもしれないが、充分な厚さである。
[st-kaiwa2]これ以上厚いと、
保温性が高すぎると思う![/st-kaiwa2]
暖かいのに、蒸れない!
三井毛織のウール毛布を早速使ってみた。
ウールの特徴の通り、暖かいのに蒸れない。
エアコンの温度を高めに設定して寝た日は「少し暑い」と思うこともあった。
アクリルやポリエステルの毛布であれば、汗で蒸れて不快になるところだ。
ウールの毛布は湿度を吸収するため、汗をかいても蒸れることはない。
布団の中が快適な環境に維持されるため、買ってよかったと実感する。
[st-kaiwa1]温度にシビアにならずに
済む印象です![/st-kaiwa1]
ウール毛布は布団の下で使う!
化学繊維の毛布を使っている場合は、毛布を布団の上にして使うべきである。
(布団が潰れないよう、軽い毛布の方が良い)
理由は以下の通り。
[st-mybox title=”「毛布を布団の上」にする理由” webicon=”st-svg-check-circle” color=”#757575″ bordercolor=”#BDBDBD” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
- 化学繊維の毛布の下に湿度がこもってしまう
(羽毛布団は、湿度を吸収・放出してくれる) - 化学繊維の毛布はツルツルして、布団が滑りやすい
- 羽毛布団に効率良く身体からの熱が伝わる
- 化学繊維の毛布によって、布団から逃げる熱にフタをする
[/st-mybox]
ウール・シルク・コットンなどの天然繊維の毛布では、毛布を布団の下にして使った方が良い。
理由は以下の通り。
[st-mybox title=”「毛布を布団の下」にする理由” webicon=”st-svg-check-circle” color=”#757575″ bordercolor=”#BDBDBD” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
- 天然繊維の毛布は、湿気を吸収してくれる
- 熱を持ちすぎても、上の羽毛布団から逃してくれる
- 毛布と身体の密着性が高い
[/st-mybox]
身体に沿ってくれる
ウールの毛布を購入して良かったと感じるのが、「身体に沿ってくれる」こと。
羽毛布団だけでも暖かかったが、肩や首、足は隙間ができると寒かった。
羽毛布団は性能がかなり高いが、身体への密着は限界がある。
ウールの毛布で首や肩を覆ったり、足に巻きつけて寝ると、多少布団がズレても安心である。
ウール毛布のデメリット!
ウール毛布は少しチクチクする
ウール毛布を使ってみて、「やはりチクチク感はある」と感じた。
チクチク感があるのは「首だけ」である。
他の部分は、衣類で覆われているのでチクチク感が気になることはない。
寝ているときはあまり身体を動かすことはないので、極端に擦れてチクチクすることは無い。
不思議なことに、3日〜1週間と使い続けているとチクチク感はなくなっていく。
これは私だけでなく、楽天のレビューでも同じことが書かれていた。
[st-kaiwa2]今は全く気にならないよ![/st-kaiwa2]
ウール毛布は使い始めで毛が抜ける
ウール毛布は、使い始めは少し毛が抜ける。
これは天然繊維のウール素材の性質上、しょうがないことだと思う。
ユニクロのラムウール等のセーターも、購入して着た初日は、インナーに毛が付く。
使っているうちに毛の抜けは落ち着いていくため、私はあまり気にしていない。
[st-kaiwa7]抜けっぱなしでないなら
別に良いかな!?[/st-kaiwa7]
多分、毛玉はできるでしょう!
「毛玉なんて、そうそう簡単にできるかよ!」と思って毛布の写真を撮った。
多分、使っていくうちに毛玉はできるだろう。
この毛布は保温性能を向上させるためにやや起毛したような質感となっている。
シビアにチェックすると、天然素材特有の畝(うね)がやがて毛玉に変わっていくのではと予想している。
(写真でも分かると思う)
致命的に気になるレベルの毛玉まで変化したら、ここにまた追記する。
(2022年12月使用開始!)
ウール毛布の寿命を判断するポイント
ウールの毛布は、以下のポイントで寿命を判断する。
[st-mybox title=”ウール毛布の寿命の見分け方” webicon=”st-svg-check-circle” color=”#757575″ bordercolor=”#BDBDBD” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
- 生地が減って、擦り切れたら
- 毛玉ができて、肌触りが悪くなったら
- ホコリや汚れが付いて、洗っても匂いが取れない
- 虫に食われて穴が空いたら
[/st-mybox]
ウール毛布の寿命は、ウールのセーターの寿命と同じだと思って良い。
ネット上の情報では、ウール毛布の寿命は3年という記載を見かけた。
私はもっと長持ちすると思う。
「毛玉が出来たら肌触りが悪くなる」というのは事実である。
しかし、ウール素材が持つ「吸湿性、防臭・抗菌性」に影響はない。
毛玉の分、生地が薄くなって保温性が落ちるかもしれないが、ウール毛布の根幹の機能が損なわれてしまうことはない。
[st-kaiwa2]擦り切れるか、極端に
風合いが悪くなるまでは
使うつもり![/st-kaiwa2]
ウール毛布は洗える?乾燥機は使える?
私が購入した三井毛織のウール毛布は、家庭での洗濯ができないタイプである。
別の商品では、手洗いが可能なタイプのウール毛布もある。
予め広く織って、お湯で縮めて標準サイズにしているため、後から洗濯しても縮みが少ない。
私が洗濯不可のタイプを選んだのは、重量が重かったから。
(洗濯不可:約1600g、手洗い可能:1360g)
洗濯不可の方が厚くて暖かいと判断したためである。
衣類が傷んでしまう主要な原因は「濡れた状態での摩擦」である。
洗濯できるタイプがあるとはいえ、「手洗い」しか推奨されていない。
家庭用の洗濯機で洗ってしまうと、生地が痛み、毛玉や擦り切れの原因になってしまう。
[st-kaiwa4]下手に自分で洗うと、
結局生地が傷んじゃう![/st-kaiwa4]
ウール毛布を長持ちさせたいなら、ドライクリーニングした方が良いと思っている。
動物の毛であるウールは静電気が少ないため、元々汚れにくい素材である。
「3日連続でウールの靴下を履いても匂いがしない」という体験の通り、雑菌や匂いも生じにくい。
ズボラ・ガサツでクリーニングの頻度が低くても、問題は起きないのではと予想している。
(皮脂汚れの虫食いは心配だが、そのための防虫加工だ)
三井毛織のウール毛布、まとめ!
三井毛織のウール毛布を購入したことで、冬場の睡眠の質が劇的に改善した。
やはり寝具は天然素材に限る。
[st-cmemo webicon=”st-svg-thumbs-o-up” iconcolor=”#3F51B5″ bgcolor=”#E8EAF6″ color=”#000000″ iconsize=”200″]
- ウール毛布は吸湿性に優れ、蒸れない
- ウール毛布は抗菌・防臭性があり、清潔
- 程々の厚みで、暑すぎず蒸れない
- 身体に沿うので、首・肩・足が暖かい
[/st-cmemo]
[st-cmemo webicon=”st-svg-exclamation-circle” iconcolor=”#ef5350″ bgcolor=”#ffebee” color=”#000000″ iconsize=”200″]
- 使い始めはチクチクする(3日〜1週間)で慣れる
- 最初は毛が抜ける
- 長期使用で毛玉はできる
- 家庭で洗うより、クリーニングした方が無難(乾燥機は使えない)
[/st-cmemo]
ウール毛布は天然素材特有のデメリットもあるが、それを補って余りあるメリットがある。
冬場に上手く眠れずに悩んでいる方にはオススメのアイテムである。
[st_af id=”289″]