[st-kaiwa6]タンスのゲン
羽毛布団が安すぎて
怪しい![/st-kaiwa6]
[st-kaiwa2]闇を暴くべく、
買って、使ってみたぞ![/st-kaiwa2]
睡眠は集中力、疲労回復、健康、美容などの全てに関わるため、非常に重要だ。
秋冬の睡眠の質を上げるべく、羽毛布団を購入した。
ネット販売で家具・寝具分野で大手の「タンスのゲン」さんにて購入。
同じスペックの羽毛布団としては間違いなく最安の商品である。
だが、羽毛布団は産地やダウンの充填率の偽装の問題があり、闇が深い世界だ。
寝具EC大手の「タンスのゲン」の羽毛布団は白なのか。黒なのか。
この記事は激安羽毛布団の真相に迫るドキュメンタリーである。
[st-kaiwa7]羽毛布団の
レビュー記事だよ![/st-kaiwa7]
羽毛布団に求める機能は?
私が羽毛布団に求めることは以下の通りだ。
- 温度調整機能
- 湿度調整機能
- -5~20℃の室温で使えること
(夏場は諦める)
羽毛布団は、天然の温度・湿度調整機能を持った素材である。
シンサレートなどの化学繊維は、現時点では調整機能において羽毛に全く勝てない。
オールシーズンは「嘘」
羽毛布団は「オールシーズン、20〜30年以上使えます」というのは、昔の布団屋が良く使った売り文句である。
羽毛布団は厚みによって夏用・秋冬用が分けられており、オールシーズン使えるというのは嘘である。
温度調整機能に優れているため、使える時期が長いというのは本当だ。
良い羽毛布団であれば、10年以上使うことが出来ると言われている。
20〜30年使えるというのは、品質が良ければそれほど大袈裟な表現ではない。
「暑い」のは間違い
布団を選ぶ過程で、Amazonや楽天で以下のようなレビューを見かけた。
「汗をかくほど暖かいです」
「朝起きたら、暖かくて汗をかいていました」
この感想を持った時点で、寝具選びや使い方が間違っている。
睡眠の質を上げるには、適温を保つことが重要である。
暖かいことももちろんだが、「温度調整機能」に優れていることが羽毛布団を選ぶ最大の理由だ。
単に暖かさだけを求めるなら、化学繊維の中綿でも良いのだ。
羽毛布団は適度なスペックのものを選ばなくてはいけない。
私があまり気にしていないこと
私が羽毛布団選びであまり気にしていないことは以下の通り。
- 重さ(重くても良い)
- 匂い(、使えば消える)
私は過去にウエイトブランケットと呼ばれる7kgの布団を使っていたことがあった。
布団は重いほうが睡眠の質が向上するという実験結果があったためである。
(不安症やメンタルが弱い人は特に)
温度調整機能が弱かったため、使用を断念した。
私はあまり布団の重さは気にしていない。
ダウンの種類について、水鳥の種類がダックでなくグースならば匂いはあまりしない。
(ダックは雑食、グースは草食)
ダックであっても、しばらく使っていれば匂いは消えるだろう。
さて、どれを選ぼうか
ホワイトマザーグースにするしかない
私は当初、2万円以下で羽毛布団を購入するつもりだった。
だが、2万円以下で選べる布団はダックのみ。
グースは選択肢に入ってこない。
ダックでも、充填量を増やせば暖かい羽毛布団になる。
しかし、私が求めているのは暖かさよりも温度調整機能。
温度調整機能を求めているのであれば、ダックよりグース。
そして、グースよりマザーグースだ。
ダウンボールが大きいほうが、暖かいだけでなく、温度調整機能にも優れる。
金額を見て歯ぎしりしながら、マザーグースに絞ることを決意。
[st-kaiwa4]睡眠は大事!
仕方ねえ![/st-kaiwa4]
ダウン充填量、何キロにする?
ホワイトマザーグースを選ぶことは決まってしまった。
金額が高いのは不本意ながら、必要な機能なので仕方なし。
次に決めるべきはダウンの充填量(kg)だ。
楽天で調べたところ、ホワイトマザーグースで1.2kgは暑いというレビューがあった。
厳冬期は良いが、10月~11月など、布団の切替時期がシビアになってしまうようである。
知り合いのふとん屋も、「おれは1kgが良いと思ってるわ」と言っていた。
ホワイトマザーグースで1kgに決定。
(ホワイトマザーグースで1.2kgは更に値段が上がる)
中国製 or ポーランド製?
私が最後に迷ったのは、以下の2択。
ポーランド製の方が少し高かった。
(ギリギリ3万円台だった)
- ポーランド製 1.0kg dp400
- 中国製 1.0kg dp440
ポーランド製が最高峰なのは知っていたが、dp400で中国製より低いことが気になった。
「この値段でポーランド製のホワイトマザーグースってあり得るのか?」という疑問もあった。
タンスのゲン、安くてスペックも高いが怪しい
結局、私が購入したのは、以下のスペックで最安値の商品。
産地やダウン率の偽装問題があるため、相場に対して安い商品の購入には慎重にならざるを得ない。
- ホワイトマザーグース
- ダウン率95%
- dp440
- ダウン充填量1.0kg
- 超長綿60サテン
- 立体キルト
- ダウンは中国製
- 製造は日本
私にとって、かなり理想的なスペックである。
楽天で「布団のソムリエ」という名前のショップで購入した。
購入者がレビューをしたら「植林活動」と「発展途上国へのワクチン寄付」を行うという表記もあり、若干の胡散臭さを感じた。
店舗の住所を検索したところ、家具・寝具の販売で有名な「タンスのゲン」が販売していた。
楽天では、寝具部門の名称を変えて出店しているようだ。
「タンスのゲン」はEコマースの家具・寝具販売でのシェアも高いため、信頼できるのではないかと思う。
羽毛布団で不正を行った場合、他の全ての部門に影響が及ぶ。
ひとつの不祥事で会社が傾くことを考えれば、不祥事は行えないだろう。
[st-kaiwa2]不正があれば、
ブログでまとめます![/st-kaiwa2]
結論として、以下の理由でスペックに対して激安価格なのは納得することにした。
- 同じ品質・スペックでも、中国製にすることでコストを抑えている
(同じ品質なら、安い方で良い) - ECサイトに力を入れて大量販売することで、スケールメリットがある
- 羽毛布団という商品の元々の利益幅が大きかったのでは
(この価格に抑えても、植林やワクチン寄付を行う利益がある)
羽毛布団が到着した
注文後、数日して待ちに待った羽毛布団が届いた。
羽毛布団はダンボールに入って届いた。
かなりコンパクトだったため、別の商品かと勘違いした。
ダンボールを開封!
ダンボールを開封した。
青いビニールが布団本体だ。
その他、保証書・仕様書と共に持ち運び用のケースが入っていた。
クリーニングや引っ越しの際に便利である。
ダウンパワーが表記されたタグは、何だかんだでテンションが上がる。
偽装の可能性があったとしても、だ。
私のようにネット上にアップする奴らがいるから、こういうタグをしっかり作るのだろう。
まんまとやられている。
青いビニールに包まれた布団本体を開封する。
布団は真空パックのように圧縮されているため、開封してすぐは厚みがない。
以下が開封直後のペラペラの状態。
羽毛特有の匂いは、ほぼ感じなかった。
これはダウンのグレードによるだろう。
(この商品はホワイトマザーグース)
膨らむのを待つのも面倒だなと思ったため、布団乾燥機を使って強制的に乾燥させる。
これはかなり効果的だったと思う。
布団の厚みはどうか
布団乾燥機によって、若干膨らみを取り戻したようだ。
厚みをチェックしてみる。
羽の位置・偏りによって布団の厚みは変わるが、厚い部分で10~12cmぐらいと思われる。
これはあくまで開封直後、布団乾燥機を使っただけ厚みである。
現在は17cm以上に膨らんでいる。
改めてこの羽毛布団のスペックは、ホワイトマザーグース、440dp、ダウン率95%で1kgである。
それなりに厚みがあるが、キルティングはふかふかである。
決してパンパンの状態ではない。
キルティングがパンパン過ぎると、ダウンボールが開く・閉じるという動きが上手く出来ない。
温度調整能力が弱くなってしまう。
このキルティングのボリュームを見ると、1kgで正解だった。
初夜、羽毛布団を使ってみて・・・
ダウンのボリュームは充分だが、所詮見かけが良いだけ過ぎない。
結局は、「使ってみてどう感じるか」だ。
[st-kaiwa2]ボリュームだけあっても
私は屈しないぞ![/st-kaiwa2]
羽毛布団が届いた初日、早速使ってみた。
寝る前は、布団乾燥機はあえて使わず。
布団に入ってから暖まる時間がかなり短い。
すぐに一定の温度に到達する。
肝心の暖かさはどうか。
何も感じない。
暖かさを10段階で表すとして、普通を5とする。
羽毛布団を使った際の暖かさは6だ。
決して7や8の暖かさではない。
もしかしたら、6も無いかもしれない。
5.5ぐらいの暖かさだ。
この日私は、ここ最近で1番の寝付きの良さ・スッキリ感を感じることが出来た。
正直、めちゃくちゃ感動している。
[st-kaiwa1]羽毛布団、最高![/st-kaiwa1]
1周間使ってみて・・・
上記で5.5ぐらいの暖かさと書いた。
これはダウンが膨らみきっていない状態での暖かさだったと思われる。
完全にダウンが膨らんだと思われる状態では、6〜7ぐらいの暖かさだ。
使ったのは12月初旬。
朝起きた際の気温は8℃。
布団の中では、全く寒さは感じない。
何度まで布団1枚で耐えられるか、実験して追記する予定である。
素晴らしい温度調整機能
羽毛布団の温度調整機能は、ホンモノだった。
この「極端には暖かさを感じない」というのが、最高の温度調整能力の証明だったのである。
より暖かいが、熱がこもりやすい2層キルトを選ばなくて正解だったと思う。
熱の移動を妨げず、湿度を吸収する超長綿100%も重要な要素である。
改めて「極端に暖かい」のは快適じゃない
私は過去に、ちょっとお高めのアクリルの毛布を2枚程使ってきた。
化学繊維の毛布は、布団に入ってすぐに暖かい。
接触冷感の逆で、触ってすぐに暖かさを感じる。
私もこの感覚によって、「明らかに暖かい!良いもの買った!」と思いこんでいた。
だが、これは間違いだ。
人間にとって快適な羽毛布団というのは、「暑い」とは感じさせない温度に調整する。
寝具を使っていて「暖かい」と露骨に感じた時点で、それは「暑い」なのだ。
寝ていて暑すぎと感じたら、何らかのマイナス要素があると思われる。
- 布団のダウンのボリュームが多すぎ
- 化学繊維の寝具を使っている
- 服を沢山着込みすぎ
布団と一緒に使うべきもの
シングルロングの布団カバー
私が使っていた布団カバーは、しまむらで買ったものだ。
(しまむらは、西川などの寝具の品揃えが良い)
この布団カバーがシングルだった。
シングルロングではなく。
そのため、足をちょっと上げたりすると冷たい空気が吹き込む印象があった。
購入した羽毛布団自体はかなり長いため、羽毛布団そのもののサイズに問題はない。
シングルロングの布団カバーをすぐに購入した。
(タンスのゲンで販売しているものであれば、サイズに間違いはない)
布団乾燥機
羽毛布団は温度調整機能が素晴らしいので、過剰に暑くならない。
布団に入る前に足が冷たくなっていたら、足そのものが暖まるまでには時間がかかる。
「足が冷たくて、暖まるまで寝れない」を避けたい人は、布団乾燥機を使って足回りを温めておくことを推奨する。
毛布を布団との間に挟んで温度調整しようとすると、せっかくの羽毛布団の温度調整が上手く作用しない。
タンスのゲンの羽毛布団、まとめ!
タンスのゲンの羽毛布団は、スペックに対してかなり安い。
楽天で調べたが、明らかに最安価格だった。
布団業界では、記載されたスペックのダウンが入っていないという情報もあった。
安すぎる価格に、当初は疑いもあった。
いざ布団が届いてみると、大満足・大正解の羽毛布団だった。
(疑ってすまん)
布団に入っても「極端に暑くない程々の暖かさ」で、私が求めていた温度調整はコレだったと感動した。
睡眠は、集中力・作業効率・健康・美容の全てに大きくプラスの影響をもたらす。
高いと思って買っていなかった羽毛布団だが、これだけ素晴らしい製品ならもっと早く買っておけば良かったと後悔している。
私が購入したのは以下の羽毛布団。
12月末はもう在庫が無くなっている。
知人に勧めたら、在庫が無く嘆いていた。
買い煽りではないが、お早めのチェックをおすすめする。
もう少し値段を抑えたいという方には、以下がおすすめ。
マザーグースからグースにすることで、必要なダウンパワーを確保しつつコストを抑えている。
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