[st-kaiwa7]パソコンの
タッチタイピングで
ミスばっかり![/st-kaiwa7]
[st-kaiwa2]指の動きの専門家として
ミスしない方法を
説明する![/st-kaiwa2]
効率良く仕事するには、文字入力がスムーズにできることはとても重要である。
スムーズにタイピング出来る人であれば、自分の思考を速やかにアウトプットすることが可能だ。
タイピングはスピードも重要だが、ミスを減らすことを優先すべきである。
ミスがあった場合は一度打った文字を消す必要があり、余計に時間をロスしてしまう。
私の印象では、正しいタイピングができる人は非常に少ない。
タッチタイピングを完全に会得している人は、私の職場では1割もいない印象だ。
パソコンのキーボードは誰でも簡単に使うことができる。
しかし、簡単に使えるが故に、正しく使える人は少ない。
私はギターやピアノを弾き、頻繁にステージやホールで演奏する。
ギターやピアノなどの楽器の分野では「ミスタッチしない方法」が深く研究されている。
楽器演奏の分野の知識を活用して、パソコンのタイプミスを減らす方法をまとめる。
この記事を読むことで、タイピングが上手な1割に仲間入りし、スムーズに仕事を進めることができる。
ミスタイプの種類は「違うキーを押す」「押す順番が違う」
ミスを減らす際は、「ミスの種類」を明らかにすることが重要。
つい「原因」を考えがちだが、まず「どんな失敗をしているか」知るべきだ。
[st-mybox title=”タイプミスの種類” webicon=”st-svg-file-text-o” color=”#757575″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”” borderwidth=”3″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” title_bordercolor=”#757575″ fontsize=”” myclass=”st-mybox-class st-title-under st-list-circle” margin=”25px 0 25px 0″]
- 誤って違うキーを押した
- 押したいキーと隣のキーも一緒に押した
- 入力される順番が逆になった
(「カエル」と打とうとしたら、「かえうr」になった) - キーボードの不良(結構ある)[/st-mybox]
「誤って違うキーを押す」「間違って隣のキーと2つ押してしまった」はキーを押す正確さに欠けるミスだ。
「カエル」と打とうとしたら「かえうr」になったという入力の順番のミスは、正しい順番で指を動かせていないことで発生する。
キーボードの不良も結構ある。
強く押さないとキーが入力されなかったり、チャタリングしたり、入力を受け付けるタイミングがおかしかったり。
キーボードの不具合は、ガサツに使っていると気が付かないことが多い。
正しいタイピングをしていれば、調子が悪いキーにも瞬時に気付くことができる。
[st-kaiwa2]ミスを減らす方法や
気をつけるべきポイントを
解説するよ![/st-kaiwa2]
ミスタイプを減らすには、キーは叩かない
キーボードで入力する際、キーは叩いてはいけない。
キーボードで文字入力する際、力を入れるメリットはない。
楽器のピアノと違って、「強く・弱く」叩くことで文字が変化する訳ではないからだ。
ピアノやギターでは、ミスしない方法として鍵盤や弦に指をセットして弾くという方法が推奨されている。
パソコンのキーボード入力でも、これと同じことをする。
[st-cmemo webicon=”st-svg-hand-o-right” iconcolor=”#3F51B5″ bgcolor=”#E8EAF6″ color=”#000000″ iconsize=”200″]指を空中から振り下ろさずに、キーにいったん置く。
そこから力を入れすぎずにキーを押し、キーが押し下がる感覚があったら力を抜く。[/st-cmemo]
これをすることで、「違うキーを押す」というミスがかなり減る。
タイピングが速い人でキーを叩く人もいる。
しかし、理屈上は現代のキーボードでガチャガチャとキーを強く叩くメリットはない。
「速く打つ」ではなく「普通の速度」を上げる
素早く文字入力をしたいがあまり、「速く・急いで」キーを打つ人がいる。
これはあまり推奨できない。
「速く・急いで」打つと、指先の信号を脳が処理しにくくなる。
スピーディにキーを押すと爽快で気分は良いが、混乱の元になるのだ。
指先の感覚を上手く処理できないと、「入力するキーの順番を間違う」ミスが発生しやすくなる。
[st-kaiwa2]速すぎるスピードでは
脳がうまく処理できない![/st-kaiwa2]
「走る」のではなく、「歩く」スピードを速くするイメージの方がタイピングは上達しやすい。
無理のない速度でタイピングのスピードを上げる。
センスがあれば常に最高速度のままで精度をアップさせることもできるが、毎回焦って入力して「失敗する癖」が付いてしまう。
競技としてタイピングスピードが求められるのであれば、「速く・急いで」打つこともアリ。
しかし、仕事や日常の文字入力で慌てて入力する必要はないだろう。
速くタイピングするには「各指をほぼ同時に動かす」
「速く打たないなら、どうすればタイピングが速くなるの?」と思うだろう。
タイピングスピードを速くするには「それぞれの指を独立させて同時に動かすこと」が大事だ。
ピアノやギター等の楽器の超絶技巧の演奏では、指がものすごい速度で動いているように見える。
しかし、人差し指・中指・薬指・小指などの指1本単位で見ると、実はそんなに速く動いていない。
「人差し指と中指」のように、違う指のセットならほぼ同時に動かすことが可能。
これがタイピングスピードを上げる方法の正体である。
ホームポジションは絶対に守る
タイピングミスを減らし・タイピングを上達させるには、ホームポジションは絶対に守らなければいけない。
楽器・スポーツを問わず言われることだが、誤った動きを繰り返すと、間違った動きを会得してしまう。
何度やっても間違うというのは、「ミスする練習をしている」のと同じ。
立ち止まって、正しい動きをしているか確認しよう。
ホームポジションを守って同じ動きを反復することで、正確さとスピードが向上していく。
間違わないようにゆっくりタイピングした方が、最終的に上達は早いのだ。
[st-kaiwa2]タッチタイピングで
指を見ずに打とうね![/st-kaiwa2]
母音はすべて違う指で押せる
改めてホームポジションの表を見て欲しい。
ホームポジションで「母音をどの指で押すか」をチェックしてみる。
- あ→左・小指
- い→右・中指
- う→右・人差し指
- え→左・中指
- お→右・薬指
このように、母音は入力する指がバラバラになっている。
これにより同じ指を連続して使うことが減り、「違う指をほぼ同時に動かす」ことが可能になる。
つまり、スピードアップが可能になるのだ。
繰り返すが、「急いで・速く」は必要ないので、冷静に指を連続して動かすことがタイピングスピードを向上させるコツである。
[st-kaiwa7]スピードアップではなくて
感覚を磨くことが
上達なんだね![/st-kaiwa7]
タイピングソフトはオススメしない
タイピングの練習には、寿司打などのタイピングソフトを使うことが推奨されている。
寿司打
しかし、個人的にはタイピングソフトはオススメしない。
その理由は以下の通り。
- 急いで打つ癖が付く
- ローマ字を見て打ってしまう(特に初心者)
- ミスした際の文字が表示されない
- ミスした文字を消す作業がない
ゲーム形式で制限時間があるとなると、速く打たなければと思う人は多いだろう。
初心者は、表示されたローマ字を律儀に守る人も多い。
「ローマ字を見て打つ」という手順は、実際の文字入力のプロセスとは異なる。
「ミスした際の文字が表示されず、ミスした文字を消さない」のも、実際の文字入力と異なる作業だ。
タイピングソフトではミスした文字が表示されないことが多いので、どんなミスをしたかが分からない。
実際の文字入力では、ミスした文字をBackSpaceキーで消すため、この作業にも慣れておく必要がある。
タイピングの練習は、ソフトを使うよりも実際に文字入力することをおすすめする。
「タクタイル」感のあるキーボードを使う
スピーディ・正確に文字入力をするには、指先の感覚が超重要。
指先でキーがカクンと落ちた感覚を感じることで、文字が入力されたことが分かる。
指先の感覚と画面に文字が表示されるのが同時なのだ。
[st-cmemo webicon=”st-svg-hand-o-right” iconcolor=”#3F51B5″ bgcolor=”#E8EAF6″ color=”#000000″ iconsize=”200″]「キーがカクンと落ちる」キーの特性をタクタイルという。
ミスタイプを減らすには、タクタイルの感触のあるキーボードを選ぶべき。[/st-cmemo]
タクタイル感があって静かなキーボードが好きな方には、静電容量無接点方式がおすすめ。
(というか、これしか無い)
ただし、静電容量無接点方式は値段が高い。
オススメは東プレが開発するリアルフォースである。
(同じく東プレの商品であるHHKBはキー配置に癖があるため、非推奨)
私は作業効率を上げるために、仕事とプライベートで同じリアルフォースを2つ持っている。
多少音が鳴っても良い・もっと安いキーボードが良いという方には、メカニカルキーボードの青軸・茶軸がおすすめ。
(タクタイル特性のない赤軸は論外)
この青軸・茶軸はタクタイルの特性を持っている。
(青軸は本来はクリッキーと呼ばれる)
音が鳴るのが煩わしいと思う人もいるかもしれないが、タイピングのしやすさには影響はない。
仕事場でうるさいキーボードは使えないだろうが、自宅であれば問題なく使える。
「予算的に静電容量無接点方式はちょっと・・・」という方は、青軸・茶軸をソフトに打つのが良い。
[st-kaiwa2]音がうるさいキーボードでも
タクタイルだったら
タイプミスは減るよ![/st-kaiwa2]
高額なキーボードを紹介したが、思い入れがなければ安いメンブレンのキーボードを使うのも良いと思う。
キーがブレるような感触もあるが、動作自体は優秀である。
キーボードを使う時間・頻度を考えて、元が取れないならメンブレンキーボードでOKだ。
キーボードマーキングシールを使う
どうしても間違えやすい・迷いやすいキーにはマーキングシールを貼ろう。
指先の感覚でシールを貼ったキーを確認して、ミスせずにタイピングできる。
私は「英数/かな」や「6」、「ー(ハイフン)」にマーキングシールを貼っている。
この辺のキーの配置は、私はもう上達(記憶)する気配がない。
シールの感覚を頼りに入力することにした。
発明学会が作っているキーボードマーキングシールは、感触や厚みにこだわって製作されており、非常にオススメのアイテムである。
キーボード自体は高くて買えないという方は使ってみよう。
タイプミスを減らす方法、まとめ!
キーボードのタイプミスを減らす方法は、以下の通り。
タイプミスを減らすには
- キーに指を乗せた状態から、キーを押す
(叩かない) - 速く打つ意識はしない
(指先の感覚を大事に) - 速く打ちたければ、各指をほぼ同時に動かす
- ホームポジションは絶対に守る
- タイピングソフトはおすすめしない
(実践と違いすぎ) - 入力した際の感覚がクリアなキーボードを選ぶ
(静電容量無接点方式、青軸、茶軸) - 間違えやすいキーにキーボードマーキングシールを貼る
良いキーボードは耐久性が高く、生涯を共にする相棒になる。
(キーボードの方が確実に長生きする)
仕事やアウトプットに真剣な方は買っておこう。
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