[st-kaiwa6]大人でも使える、アクセントになる時計はないかねぇ・・・[/st-kaiwa6]
[st-kaiwa1]セイコーのタートルがおすすめ![/st-kaiwa1]
地味な時計、普通のカラーの時計に飽きた方は多いのではなかろうか。
目立つ時計が欲しいけれど、子供っぽいのは嫌!
そんな人に、セイコー タートル SBDY031をおすすめしたい。
機械式時計の中では安価で、時計マニアも納得の出来である。
早速レビューする。
ブルーの時計、良いですぞ!
私の時計のラインナップには、ブラックやシルバー等の主要なカラーの文字盤は揃っていた。
定番カラーの時計は多くの人が付けるものである。
あえて、ベーシックを外した色が欲しくなった。
気になったのが、ブルーの時計である。
しかし、ロイヤルオークに代表されるラグスポ時計のような紺に近いブルーは、むしろ巷にありふれている。
そこで候補に上がったのが、今回の「SBDY031」だ。
「ダイバーズウォッチで青」というのは、視認性が高くて良く目立つ。
セイコーの時計であれば、嫌味さもなく、気軽に付けられる。
[st-kaiwa1]この時計、私、気になります![/st-kaiwa1]
時計で差し色する
ファッションにおいては、「差し色」という概念がある。
全身が似た色でつまらない印象になるのを避けるために、アクセントに目立つ色を差し込むということだ。
通常は、インナーやバッグ、マフラーやストール、スニーカーで行うことが多い。
(何でも良いのだが)
この差し色を、時計でやったら面白いのではないかと考えた。
時計は他のファッションアイテムと比べて高価なので、アクセントになるカラーは気軽に買えない。
つまり、時計を差し色として使える人は少ない。
また、時計は最後に腕に付けるアイテムなので、服選びの段階であまり合わせ方を考える必要がない。
[st-kaiwa7]良いアイデアかも![/st-kaiwa7]
欲しかったが、我慢していた
今回購入したセイコー タートル SBDY031は、美しさに惹かれて半年程気になっていた。
しかし、時計で「ベーシックから外れたものを買うのって、どうなのよ」という思いもあり、ネットでの購入には至らず。
セイコー タートル SBDY031は、動画ではとても綺麗だった。
購入して満足出来るかは、「肉眼でもこの美しさがあるかどうか」にかかっていた。
アウトレットで実物を確認し、間違いないことが分かったため購入した。
セイコー タートルとは?
セイコーが1970年頃に発売した3番目のダイバーズウォッチを「3rdダイバー 通称:タートル」と呼ぶ。
文字盤が台座の上に乗っており、ウミガメの甲羅を想起させるためタートルの名前が付いている。
どこか古さを感じさせるデザインが愛らしい。
リューズ(時刻操作やゼンマイを巻くつまみ)が4時の位置にあるのも特徴的。
手首に当たらないようにするためだ。
針(時針、分針、秒針)も特徴的なデザインである。
単独で見るとベーシックではないかもしれないが、時計全体のバランスに良く合っている。
(このSBDY031は特殊モデルのため、秒針だけデザインが変更されている)
インデックス(時刻表示のマーカー)が丸いのも特徴である。
1st、2ndダイバーは四角い。
丸いインデックスにこだわって探す人は、タートルやダイバー300mというシリーズにたどり着く人が多い。
(スモウはデカすぎ、ツナ缶は少し奇抜)
タートルは価格も他に比べて安価で、趣味として時計を楽しむには最適だ。
4万円ほどから探せる。
文字盤がとても綺麗
購入の動機にもなったとおり、SBDY031の文字盤はとても美しい。
波模様が刻まれており、見る角度によって輝きが変わる。
まさに波そのものである。
絶滅危惧種に指定されているホオジロザメがモチーフとなっている。
文字盤の8時位置にホオジロザメ(の背びれ)が隠れており、見つけるとほっこりする。
(この時計を持っている人は、全員これを言いたがる)
色自体は派手なのだが、デザインが自然をモチーフにしているためか、お上品な印象がある。
インデックスの夜光がこんもり
文字盤上のインデックスには、夜光がたっぷりと盛られている。
これにより文字盤上に立体感が出る。
文字盤の立体感・奥行きは、時計の高級感に直結する。
とても良い。
この夜光は暗闇で非常に明るく光る。
セイコーの夜行は評判が良い。
ガラス材質がサファイアでなく、ハードレックスなのはちょっと惜しい。
ホオジロザメの背びれはこちらの写真の方が見やすい。
ベゼルはヌプヌプと回る
ベゼルは黒と青で塗り分けされている。
ベゼルにある溝も、レコードのようで表情があって良い。
(塗料のノリを良くするため?)
ダイバーズウォッチは、おおむね回転するベゼルを装備している。
酸素ボンベが無くなる前に浮上する必要があるため、このベゼルによって時間を測るのだ。
ベゼルの三角(ゼロ)を分針に合わせると、何分経過したかが分かる。
(当然、アラームは鳴らない)
この機能は、勉強・作業・読書・会議などで時間を測りたい場合に、案外使える。
ベゼルの回し心地は、極端に軽くはなく、小さなカリカリ音を伴いながらヌプヌプと回転する。
ベゼルのサイドは、指が引っかかりやすいように溝が掘られている。
ムーブメントはグレード低め(4R36)
ムーブメントは4R36が搭載されている。
型番:4R36
ベース:-
巻上方式:自動巻
直径:27.4mm
厚さ:5.32mm
振動:21,600vph
石数:24石
機能:センター3針デイデイト
精度:日差 -35/+45秒
PR:41時間
こちら、あまりグレードが高いものではない。
2万円ぐらいの時計にも採用されている。
セイコー タートルの値段を考えると、物足りないグレードではある。
しかし、タートルは外装等にコストを掛けていると考えれば、個人的には文句はない。
正確な時刻はスマホで確認する時代だ。
(正確さを求める人は、機械式の時計はしない)
時計を複数持っているため、1日単位のズレはあまり気にならない。
公称値の日差はかなり幅があるが、セイコーの時計は実際はここまでズレることは少ない。
汎用で故障も少ないムーブメントだろうから、信頼できる。
ラバーベルトに交換した
実はこの時計、純正ではメタルベルトが付属している。
私はセイコーのダイバーズウォッチに関しては、ラバーベルトが好きだ。
セイコーの時計は、ベルトは総じて安っぽいと良く言われる。
見るだけなら分からないが、確かにカチャカチャはする。
私はあまり気にしない派。
取替用のラバーベルトは、スマートウォッチ用にした。
これによって、安くて付け心地の良いベルトをゲットした。
通気性も良くて、かなりオススメ。
ラバーベルトに交換した詳細は、こちらの記事に書いている。
細腕でもいけまっせ!
私がこの時計を買うのに躊躇していたのは、大きさとサイズが理由だった。
直径は45mm、重さは200g近い。
このスペック、普通に考えたら太さ15.3mmの私の腕では無理である。
セイコーのタートルは非常にデザインの良い時計だが、この直径と重さで諦めた人は多いだろう。
しかし、実物を試着したらサイズはギリギリいけた。
ダイバーズウォッチなので、大きいのは割と自然である。
重さも、思っていたより気にならない。
これは不思議だった。
他のこれより軽いダイバーズウォッチは、もっと重く感じた。
細腕の方、タートルを諦めてはダメだ!
腕が細ければ、ラバーバンドへの取替は非常におすすめ。
重さは間違いなく軽くなる。
フラッシュフィット(メタルベルトの1個目のパーツ)が無くなる分、小さくなったようにも見えるはずだ。
競合を紹介
SBDY021 シロナガスクジラ
ホオジロザメ SBDY031と最後まで迷ったのが、SBDY021 シロナガスクジラ。
パッと見た感じ、シロナガスクジラのモデルの方がクールで綺麗かもしれない。
こちらの青は濃い・深いグラデーションのブルーである。
色は濃いのだが、距離が離れてもキラキラして見える。
私は、黒のダイバーズを既に持っている。
そのため、シロナガスクジラSBDY021は青の色が濃すぎて断念した。
黒と濃い青は若干ジャンルが被る。
ダイバーズウォッチを1本も持っていない人には、シロナガスクジラを推す。
こちらの方がシックである。
SBDY017(PADI) ペプシカラー
赤と青の通称ペプシカラーが魅力的なのがSBDY017。
初見の方には、単に派手なだけに見えるかもしれない。
しかし、時計に詳しくなってくるとこのカラーリングが魅力的に見えるから不思議である。
(氷属性と炎属性的)
一見合わせにくく感じるかもしれないが、テキトー合わせても服とのコントラストが付くので案外使いやすい。
黒のトップスやアウターにサラッと付けたい。
セイコー タートル SBDY031、まとめ!
おっさんになると余裕が生まれるので、多少の遊び心があるアイテムが欲しくなる。
この時計はブルーの輝きに派手さはあるが、ディティールは非常に実用的。
説得力があることで子供っぽくならず、タフな印象を与える。
値段も他の高級時計に比べると高すぎない。
あまり高額な時計は酔っ払ってぶつけるのが心配である。
ラフな飲み会があると、この時計ばかり選んでしまっている。
こういったレギュラー品だけれど、名前の付いた特殊モデルはいつ無くなるか分からないため、気になったら早めに抑えておこう。
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