[st-kaiwa6]生涯を共にする
ベルトが欲しい![/st-kaiwa6]
[st-kaiwa3]サドルレザーのベルトなら
それを満たせるかも![/st-kaiwa3]
楽天のアートブラウン様にて、サドルレザーのベルトを購入した。
購入理由は「UKサドルレザー」を使っているベルトの中で最安だったからだ。
私は昔、ウエアハウスやシュガーケーン等のアメカジブランドのサドルレザーのベルトを使用していた。
ヘタる気配のない極厚サドルレザーのベルトは、男のロマンそのものだ。
昔使っていたベルトは、太すぎてアメカジ以外の服装には合わせにくかった。
(どこにいったか分からず)
適度な太さで、良いサドルレザーのベルトが欲しくなった次第である。
今回の記事では、アートブラウン製作の27mmサドルレザーベルトを詳細にレビューする。
サドルレザーとは?
「サドルレザー」は、植物タンニンなめしのヌメ革の表面に、撥水性をもたせる仕上げをほどこした革である。
馬の鞍(saddle)に使われるため、サドルレザーなのだ。
植物タンニンなめしは薬品を使ったクロムなめしと異なり、作業工程が多く時間がかかるなめし方として知られる。
植物由来の化合物でなめすため、エイジングによる変化が出やすいのが特徴だ。
傷や汚れは付きやすいが、革そのものの油によって艶が増し、紫外線による飴色の経年変化が美しい。
私はブライドルレザーのベルトや財布、ホーウィン社のクロムエクセルレザーのブーツ、デュプイやアノネイの短靴などのレザーに触れたことがある。
散財の過程で様々な革を見てきたのだ。
革の厚さ・ゴツさ・タフさの観点から言えば、サドルレザーがナンバーワンではなかろうか。
アートブラウンのサドルレザーは、イギリスの「J&FJ ベイカー社」の革を使用している。
以下が公式ホームページへのリンク。
J&F J Baker & CO.Ltd
工場を訪問した記事もあったため、貼っておく。
J.ベイカー社のブライドルレザーとは
上記2つのサイトを見ると、歴史や文化を継承したような気分になる。
欲しくなるので、見ない方が良いと思う。
以下、ベイカー社の説明を抜粋した。
ローマ時代より続く老舗タンナーである、J&FJ Baker社製(英国)のサドルレザー。国貴族の馬の鞍(サドル)を作るために開発され、激しい動きや荒い扱いにも耐えるよう、長い時間をかけてじっくりと手作業により仕上げられた革は、厚く頑丈な特徴を持っています。
蝋なめしという独特の鞣し製法を用いてなめされており、蝋と脂分をたっぷりと含まれ非常に希少価値の高い高級皮革です。
耐久性に富み、使っていくうちに独特のツヤが増して味わい深い経年変化を楽しむことができます。アートブラウンより引用
サドルレザー中で最安値、コスパ良し
「最安値」や「コスパ」など、職人達からしたら不本意な言葉を並べた。
しかし、事実として安くてコスパが良いのだからしょうがない。
(メーカー側も理解して販売していると思う)
アートブラウンさんのサドルレザーのベルトは、他メーカーに比べて圧倒的に価格が安い。
私が調べた中では、楽天で最安値。
もっと安い別の店舗のヌメ革のベルトもサドルレザーで検索すると引っかかるが、ヌメ革とサドルレザーは処理が違うものである。
革ベルトは「どのタンナーのどの革を使うか」と「革をどのように製品にするか」でクオリティが決まる。
アートブラウンさんのベルトは、作りが優れており、特段の不満を感じない。
こうなってくると、海外有名メーカーや国内アメカジブランドのベルトを買う必要はないかもしれない。
そういったブランドのベルトは、2〜3倍の値段がする。ホントに。
(実際、「アートブラウンのベルトで良い!」というレビューを書いている人がいた)
「安くて」「革質が良くて」「作りも良くて」「日本製」となると、もうこれしかないといった感じである。
5.5mmの極厚レザーに興奮する
サドルレザーのベルトが届いてまず最初に目に入るのは、その厚みだろう。
ノギスで測ってみたが、5.5mmある。
レザーは厚ければ良いという訳ではないが、この分厚さには興奮せざるを得ない。
「これぞサドルレザー!」という印象だ。
バックル回りの革が重なる部分は、2枚分の厚さなので1cm以上あることになる。
このゴツさがたまりません。
革には、油や蝋が硬まった白いブルームが付いている。
ブライドルレザーでおなじみの光景だ。
この革は、使っていくうちに再び革の中へ戻っていき、ツヤへと変わる。
小さな傷はある
革という製品の性質上、小さな傷は存在する。
また、トラもいくつか入っている。
(このトラが良いんですけど)
購入ページにも「細かな傷等が気になる方は購入をお控えください。」との記載がある。
[st-kaiwa2]革なんだから、
気にしませんぜ![/st-kaiwa2]
匂いに興奮する
ベルトを詳しくチェックしていて、サドルレザー特有の匂いにすぐに気が付く。
久しぶりに嗅いだサドルレザーの芳香で、興奮せざるを得ない。
匂いは記憶に残るのだ。
この革の香りは、革そのものの匂いではない。
なめした際の植物由来の化合物の香りである。
(ちょっとお茶っ葉っぽいかもしれない)
クロムなめしの場合は、薬品の匂いがする。
[st-kaiwa7]匂いで興奮するのは変態![/st-kaiwa7]
馬具由来のディティールに興奮する
私が購入したアートブラウン製のベルトは、馬具のベルトと同じディティールが採用されている。
ティアドロップ型(涙)のベルトの穴がそうである。
横長の穴にすることで、革に負担がかからないようにしている。
また、1~5までのサイズの表記もされており、馬具として実用品であることを感じさせる。
機能に即したデザインというのは、なんぼあっても良い。
[st-kaiwa5]可愛すぎる![/st-kaiwa5]
ビジネス用途でもいけるかも
私がアートブラウンさんのベルトを購入するにあたり「カジュアル用途」を目的で購入した。
ベルトのバックルは金色に見える真鍮だと思ったため、それをビジネスで付ける訳にはいかない。
しかし、いざベルトが届いたのを見ると、ゴールド・ブラス感はかなり控えめ。
(写真よりもう少しだけ薄いかも)
少し金色がかったシルバー程度の見た目なので、これならビジネス・スーツスタイルでも使えるだろう。
(お堅い職場なら避けてください)
アートブラウンのサドルレザーベルト、まとめ!
久々にサドルレザーのベルトを購入した。
匂いや厚み、作り込みの良さが光る一品だ。
ファッションへの情熱があった頃を思い出して大興奮している。
大昔はここまでスタイリッシュなタイプのサドルレザーのベルトは少なかったと思う。
非常に良い商品を、安価に入手できてとても満足だ。
(またサドルレザー製品が欲しいかも・・・)
ガンガン使い込んで、味を出していこうと思う。
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