[st-kaiwa7]最近、履いてる人を
良く見かける!
ドクターマーチンって
ダサいの?[/st-kaiwa7]
[st-kaiwa2]ダサい人もいる!
ダサくならないコツを
教えるよ![/st-kaiwa2]
今からおよそ15年以上前、私はドクターマーチンを購入した。
高校生のときである。
当時はブーツといったらティンバーランドを履く人ばかり。
ドクターマーチンを履いている人は一人もいなかった。
自分だけ持っているという優越感で、私はエクスタシーを感じていた。
今、ドクターマーチンを履く人の数はかなり増えている。
しかし、私は現在、ドクターマーチンを履いていない。
リピート買いはしなかったということだ。
ドクターマーチンはダサいのか。
私が履かなくなった理由などを語る。
ドクターマーチンがダサい理由
ブーツに文化・歴史があり、無視できない
![ドクターマーチンはスキンズに愛された](https://frog-blog.com/wp-content/uploads/2022/11/skins-martens-1-330x272.jpg)
ドクターマーチンはスキンズに愛された
ドクターマーチンは、ディープで濃い歴史を持ったブーツである。
独軍医のクラウス・マルテンスが「履き心地の良い軍用ブーツを作りたい」ということで開発された。
当初は頑丈で高価でないブーツとして、労働者階級に広まった。
その後は、反体制的な思想を持ち、意図的に髪の毛を剃り上げた「スキンヘッド」らがドクターマーチンを着用した。
また、ビートルズ、ローリング・ストーンズ、クイーンなどのミュージシャンらが、マーチンブーツを好んで着用するようになる。
これにより、ファッションアイテムとして浸透した。
![名だたるミュージシャンがドクターマーチンを履いた](https://frog-blog.com/wp-content/uploads/2022/11/musician-materns-260x330.jpg)
ミュージシャン達がドクターマーチンを履いた
靴そのものが、切り離せないイメージを背負っているのである。
これにより、ドクターマーチンは多くの人を引き付ける魅力がある。
このイメージがあまりに強いため、歴史・文化・ルーツを無視してドクターマーチンを履くのはダサいと思う。
雑にマーチンを合わせると、「ベストの選択」という印象はない。
ロック・パンク的なテイストやイギリス・ユーロワークのテイストには最高にハマる。
![ライダースにドクターマーチンを合わせる](https://frog-blog.com/wp-content/uploads/2022/11/MEN_COORDINATE61_JADON.jpg)
ライダースにドクターマーチンを合わせる
![ドクターマーチンをオールブラックで合わせる](https://frog-blog.com/wp-content/uploads/2022/11/MEN_COORDINATE53_1460.jpg)
ドクターマーチンをオールブラックで合わせる
![ベーシックだけれど、イギリスっぽい](https://frog-blog.com/wp-content/uploads/2022/11/WOMEN_COORDINATE97_1460.jpg)
ベーシックだけれど、イギリスっぽい
特別が普通になってしまう
ドクターマーチンは、社会の異端だった「モッズ・スキンズ・パンク・ロック」のアイコンになっていた。
当時活躍した彼らに憧れた多くの人が履くようになった。
大衆に普及することと引き換えに、ドクターマーチンの「社会への反抗・抵抗」という印象は薄れていく。
多くの人が履くようになったドクターマーチンを「ダサい」というのは、元々ドクターマーチンが思い入れがあった人ではなかろうか。
従来の「尖ったイメージが失われるのは寂しい!」ということだ。
マーケティング(広告戦略)として、どのブランドもカッコ良い歴史や背景を語る。
それによって、マーチンのブーツは売れた。
しかし、その結果、セールスポイントを自ら弱めてしまった。
自分で自分の首を絞めたとも言える。
個人的に「3ホール」はダサい
![dr martens 1461 3 hole](https://frog-blog.com/wp-content/uploads/2022/11/1461-3-hole-e1668138525533-330x209.jpg)
3ホールのマーチン
上で書いたのは、客観的に「ダサい」と思われる理由だ。
私個人としては、ドクターマーチンの3ホールはシンプルにダサいと思う。
理由は以下の通り。
- シルエットが悪い
- ローカットなら他にも選択肢がある
- 革質は良くない
- インスタ等でコートとスラックスを履いた大学生のイメージが強すぎる
(片足曲げて写真撮ってるやつ) - モッズ・スキンズ・パンク・ロックのファッションでローカットを履いているイメージがない
(履いている人もいただろうが)
似合っている海外の方が履いているのを見ても、「その雰囲気なら8ホールの方が良いのでは」と思ってしまう。
(贔屓せず、ちゃんとカッコよい写真を抜粋してきた)
皮質は良くない・オールソール出来ない
ドクターマーチンが採用している革は、決して上質なものではない。
ピカピカにしている人をみると、「このクラスの革によくケアする時間をかけられるな」と感心する。
また、オールソール(ソールの張替え)が出来ないので、一生モノにはならない。
革靴として「大事にケアして人生を共にする」という要素は、ドクターマーチンにはない。
そのため、私はドクターマーチンをリピート買いしなかった。
ただし、この点はデメリットにならないと思っている。
後半で書く。
ここまで、ドクターマーチンに対する悪いことを書いた。
ここから、ドクターマーチンの良い点を挙げていく。
丈夫・タフ・雑に使える
![履き古したドクターマーチン](https://frog-blog.com/wp-content/uploads/2022/11/dr-martens-330x185.jpg)
履き古したドクターマーチン
上で、ドクターマーチンの革は上質ではないと書いた。
これはある意味メリットである。
ドクターマーチンの革は非常にタフで雑に使っても全く問題ないものである。
雨に濡れても平気、多少つま先やかかとをぶつけても致命的な傷は付かない。
これは他の革靴には中々ない特徴である。
(他のワークブーツも、このレベルのものは無い)
私はドクターマーチンのイメージで他のメーカーの革靴を履き、段差につま先をぶつけたことがある。
革が2cm程えぐれてしまった。
スニーカーライクに使えるブーツとしては、ドクターマーチンはとても良い。
ドクターマーチンを他の革靴と同列に語って批判するのは、的外れである。
傷や汚れがあっても、ええじゃないか
![マーシャルの上のドクターマーチン](https://frog-blog.com/wp-content/uploads/2022/11/dr-martens1-330x228.jpg)
マーシャルの上のドクターマーチン
個人的には、ドクターマーチンはガサツに・汚く扱っても構わないと思っている。
ドクターマーチンの背景であるワークやロック・パンクを考えると、それは正当化されるのではなかろうか。
傷や汚れがあっても様になる。
他の革靴と同じような、クリーンな扱いを求めなくても良い。
(綺麗なのは、それはそれで良い)
汚いマーチンを批判する記事も読んだ。
それは、「汚いマーチンがダサい」のではなく、
「マーチンを汚く履く人に、合わせ方がダサい割合が多い」だけだと思っている。
清潔感がない人に、ダサい人が多いというただそれだけだ。
ぶっちゃけ、何にでも合う
![ドクターマーチンは子供にも似合う](https://frog-blog.com/wp-content/uploads/2022/11/drmartens_1460_8hole-229x330.jpg)
ドクターマーチンは子供にも似合う
上で「歴史・文化・ルーツを無視してドクターマーチンを履くのはダサい」と書いた。
しかし、私もそういった合わせを普通にやっていたと思う。
私がマーチンを履いていた頃は、アメカジに勢いがあった。
デニムやカーゴパンツ、チノパンなど、アメカジの服にも当たり前にドクターマーチンを履いていた。
(昔は、みんなマーチンを知らなかったので仕方ない!)
ドクターマーチンは凝視しなければ普通のブーツである。
細かいことを気にしなければどのような服装にもマッチする。
「文化・背景を考えないとダサい」というのは、古い考え方かもしれない。
時代に応じて、アイテムのイメージは変わっていくものだ。
(ドクターマーチン側は、ロックやパンク、イギリスなイメージを保つのに必死だと思う)
ドクターマーチンは、身長は盛れるのか?
[st-kaiwa7]ドクターマーチンは、
ヒールで
身長は盛れるの?[/st-kaiwa7]
結論、ドクターマーチンで「身長は盛れる」。
ヒール高さは約4cmもある。
ブーツカテゴリなら割と普通だが、スニーカーの中ではかなりヒールが高い。
ただし、誤解が無いように解説させて欲しい。
![ドクターマーチンのヒールは約4cm](https://frog-blog.com/wp-content/uploads/2022/11/1460-8-hole1-e1668142839631-330x319.jpg)
ドクターマーチンのヒールは約4cm
身長は「相対(何かと比べる)」が大事!
相対速度とか、絶対圧・ゲージ圧という言葉を聞いたことがあるだろうか。
例えば、2台の車が同じ速度で並走していたら、お互いから見て止まっているのと同じだ。
それに近い話をする。
身長は、他人が誰かを見て「低い・高い」を判断する。
屋外で身長の高さを判断する際、全員「靴」を履いている。
例として、一般的な靴であるアディダスのスタンスミスはヒール高さが約2.5cmある。
これはスニーカーとしては標準的な数字だ。
スニーカーを履く全員が約2.5cmアップしているため、相対的にはドクターマーチンを履いても身長は1.5cmしか変わらないことになる。
[st-kaiwa7]残酷だが、これが真実![/st-kaiwa7]
「ドクターマーチンを履いて、身長が4cmアップ!」と騒いでいる人がいる。
こういった人達は、「他人と比べて、本当は何cm増えるか」まで考えが及んでいない。
若しくは、気が付いていても事実を伏せてドクターマーチンの宣伝をしようとしている。
(バカを騙す商売の仕方は良くない)
[st-kaiwa3]不利なことも、
全部、言っちゃうね。[/st-kaiwa3]
ドクターマーチンで身長を盛っても意味がない?
![マーチンのオードリック](https://frog-blog.com/wp-content/uploads/2022/11/AUDRICK_martens-264x330.jpg)
マーチンのオードリック
上記の理由から、「たかが1.5cmアップで、条件を絞って靴を探すヤツは愚か」と思っていた。
しかし、そうでもないらしい。
身長をアップさせるインソールは、「2cm」ぐらいらしいのだ。
歩き心地をある程度確保して、違和感の無いものを選ぶとこれぐらいらしい。
この2cmは、人の体重が乗ると1.5cmぐらいに潰れるらしい。
相対的に1.5cmアップというのは、身長アップインソールを入れてまでして実現したい数字のようだ。
そう考えると、ドクターマーチンで相対的に1.5cmアップというのは意味がある。
「本当に好き」+「身長UP」なら良いのでは?
私は、一部のダッドスニーカーはダサいと思う。
厚底なので、身長は盛れる。
しかし、肝心のデザインが悪すぎる。
ホカオネオネ等でも、カッコよい見た目のものもあるが、ダサいものも多い。
個人的に、ボンダイはださい。
(ワークマンの靴と同じ見た目)
![hokaoneone bondai](https://frog-blog.com/wp-content/uploads/2022/11/bondai-hoka-9-330x248.webp)
hokaoneone ボンダイ
こういったダッド系シューズと比べると、ドクターマーチンは比べ物にならない位カッコよい。
身長が盛れる云々の話はオマケの要素だ。
「靴自体が好きなら買ったら良いじゃない」というのが私の意見。
コスパは良い
![ドクターマーチンの8ホール](https://frog-blog.com/wp-content/uploads/2022/11/1460-8-hole2-e1668143508679-330x293.jpg)
ドクターマーチンの8ホール
ドクターマーチンは、他の革靴と比較して考えるとコスパが良いとは言い切れない。
皮質や作りが優れているとは言えないからだ。
しかし、以下の特徴を踏まえると、使う人にとっては充分にコスパが良い靴だと思う。
- 雨・汚れ・傷に強い
- 傷や汚れが様になる
- 何にでも合わせやすい
レザーの素材のグレードがどうだとか、手が凝っているかどうかは「原価にこだわりすぎ」な考え方かもしれない。
使う人にどのような価値をもたらすのかが重要だ。
改めてドクターマーチンの価格を調べてみた。
楽天の最安値位の価格で買えるのであれば、ドクターマーチンはとても良いブーツである。
私は昔、もっと高く買ったので羨ましい。
流通経路を絞って商品の価格を高く維持し、高級品のイメージを保とうとするメーカーは多い。
バンバン広告を打つのに、流通を制限するのは好きでない。
それに比べると、今のドクターマーチンは好感が持てる。
[st-kaiwa2]公式ページの
26400円で買うのだけはやめとけ!
他の良いブーツが買えてしまう。[/st-kaiwa2]
ドクターマーチンのブーツ、まとめ
ドクターマーチンのブーツは、タフで雑に使えて、どんな服にも合わせやすい。
お値段も、革質や作りを踏まえると値段なりだが、発揮してくれる価値を考えると安い。
ソールの張替えは出来ないが、綺麗・清潔な新品に入替えしていけるのはむしろメリットかも。
(ソールの張替えって、高いんすよ)
[st-kaiwa4]記事書いてて、
かなり欲しくなったので、
ちょっと考えますわ![/st-kaiwa4]
ロック・パンク・ユーロワーク・全身黒などのファッションには、今でも最強のブーツだ。
[st_af id=”289″]