ドクターマーチンはダサい?私が履かなくなった理由。

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ドクターマーチンはダサいのか

[st-kaiwa7]最近、履いてる人を
良く見かける!
ドクターマーチンって
ダサいの?[/st-kaiwa7]

[st-kaiwa2]ダサい人もいる!
ダサくならないコツを
教えるよ![/st-kaiwa2]

今からおよそ15年以上前、私はドクターマーチンを購入した。
高校生のときである。

当時はブーツといったらティンバーランドを履く人ばかり。
ドクターマーチンを履いている人は一人もいなかった。
自分だけ持っているという優越感で、私はエクスタシーを感じていた。

今、ドクターマーチンを履く人の数はかなり増えている。
しかし、私は現在、ドクターマーチンを履いていない。
リピート買いはしなかったということだ。

ドクターマーチンはダサいのか。
私が履かなくなった理由などを語る。

この記事でわかること

ドクターマーチンがダサい理由

ブーツに文化・歴史があり、無視できない

ドクターマーチンはスキンズに愛された

ドクターマーチンはスキンズに愛された

ドクターマーチンは、ディープで濃い歴史を持ったブーツである。

独軍医のクラウス・マルテンスが「履き心地の良い軍用ブーツを作りたい」ということで開発された。

当初は頑丈で高価でないブーツとして、労働者階級に広まった。

その後は、反体制的な思想を持ち、意図的に髪の毛を剃り上げた「スキンヘッド」らがドクターマーチンを着用した。
また、ビートルズ、ローリング・ストーンズ、クイーンなどのミュージシャンらが、マーチンブーツを好んで着用するようになる。
これにより、ファッションアイテムとして浸透した。

名だたるミュージシャンがドクターマーチンを履いた

ミュージシャン達がドクターマーチンを履いた

靴そのものが、切り離せないイメージを背負っているのである。
これにより、ドクターマーチンは多くの人を引き付ける魅力がある。

このイメージがあまりに強いため、歴史・文化・ルーツを無視してドクターマーチンを履くのはダサいと思う。
雑にマーチンを合わせると、「ベストの選択」という印象はない。

ロック・パンク的なテイストやイギリス・ユーロワークのテイストには最高にハマる。

ライダースにドクターマーチンを合わせる

ライダースにドクターマーチンを合わせる

ドクターマーチンをオールブラックで合わせる

ドクターマーチンをオールブラックで合わせる

ベーシックだけれど、イギリスっぽい

ベーシックだけれど、イギリスっぽい

特別が普通になってしまう

ドクターマーチンは、社会の異端だった「モッズ・スキンズ・パンク・ロック」のアイコンになっていた。
当時活躍した彼らに憧れた多くの人が履くようになった。

大衆に普及することと引き換えに、ドクターマーチンの「社会への反抗・抵抗」という印象は薄れていく。

多くの人が履くようになったドクターマーチンを「ダサい」というのは、元々ドクターマーチンが思い入れがあった人ではなかろうか。
従来の「尖ったイメージが失われるのは寂しい!」ということだ。

マーケティング(広告戦略)として、どのブランドもカッコ良い歴史や背景を語る。
それによって、マーチンのブーツは売れた。

しかし、その結果、セールスポイントを自ら弱めてしまった。
自分で自分の首を絞めたとも言える。

個人的に「3ホール」はダサい

dr martens 1461 3 hole

3ホールのマーチン

上で書いたのは、客観的に「ダサい」と思われる理由だ。

私個人としては、ドクターマーチンの3ホールはシンプルにダサいと思う。
理由は以下の通り。

  • シルエットが悪い
  • ローカットなら他にも選択肢がある
  • 革質は良くない
  • インスタ等でコートとスラックスを履いた大学生のイメージが強すぎる
    (片足曲げて写真撮ってるやつ)
  • モッズ・スキンズ・パンク・ロックのファッションでローカットを履いているイメージがない
    (履いている人もいただろうが)

似合っている海外の方が履いているのを見ても、「その雰囲気なら8ホールの方が良いのでは」と思ってしまう。
(贔屓せず、ちゃんとカッコよい写真を抜粋してきた)

皮質は良くない・オールソール出来ない

ドクターマーチンが採用している革は、決して上質なものではない。

ピカピカにしている人をみると、「このクラスの革によくケアする時間をかけられるな」と感心する。
また、オールソール(ソールの張替え)が出来ないので、一生モノにはならない。

革靴として「大事にケアして人生を共にする」という要素は、ドクターマーチンにはない。
そのため、私はドクターマーチンをリピート買いしなかった。

ただし、この点はデメリットにならないと思っている。
後半で書く。

ここまで、ドクターマーチンに対する悪いことを書いた。
ここから、ドクターマーチンの良い点を挙げていく。

丈夫・タフ・雑に使える

履き古したドクターマーチン

履き古したドクターマーチン

上で、ドクターマーチンの革は上質ではないと書いた。

これはある意味メリットである。
ドクターマーチンの革は非常にタフで雑に使っても全く問題ないものである。

雨に濡れても平気、多少つま先やかかとをぶつけても致命的な傷は付かない。
これは他の革靴には中々ない特徴である。
(他のワークブーツも、このレベルのものは無い)

私はドクターマーチンのイメージで他のメーカーの革靴を履き、段差につま先をぶつけたことがある。
革が2cm程えぐれてしまった。

スニーカーライクに使えるブーツとしては、ドクターマーチンはとても良い。
ドクターマーチンを他の革靴と同列に語って批判するのは、的外れである。

傷や汚れがあっても、ええじゃないか

マーシャルの上のドクターマーチン

マーシャルの上のドクターマーチン

個人的には、ドクターマーチンはガサツに・汚く扱っても構わないと思っている。

ドクターマーチンの背景であるワークやロック・パンクを考えると、それは正当化されるのではなかろうか。
傷や汚れがあっても様になる。

他の革靴と同じような、クリーンな扱いを求めなくても良い。
(綺麗なのは、それはそれで良い)

汚いマーチンを批判する記事も読んだ。

それは、「汚いマーチンがダサい」のではなく、
「マーチンを汚く履く人に、合わせ方がダサい割合が多い」だけだと思っている。
清潔感がない人に、ダサい人が多いというただそれだけだ。

ぶっちゃけ、何にでも合う

ドクターマーチンは子供にも似合う

ドクターマーチンは子供にも似合う

上で「歴史・文化・ルーツを無視してドクターマーチンを履くのはダサい」と書いた。
しかし、私もそういった合わせを普通にやっていたと思う。

私がマーチンを履いていた頃は、アメカジに勢いがあった。
デニムやカーゴパンツ、チノパンなど、アメカジの服にも当たり前にドクターマーチンを履いていた。
(昔は、みんなマーチンを知らなかったので仕方ない!)

ドクターマーチンは凝視しなければ普通のブーツである。
細かいことを気にしなければどのような服装にもマッチする。

「文化・背景を考えないとダサい」というのは、古い考え方かもしれない。
時代に応じて、アイテムのイメージは変わっていくものだ。
(ドクターマーチン側は、ロックやパンク、イギリスなイメージを保つのに必死だと思う)

ドクターマーチンは、身長は盛れるのか?

[st-kaiwa7]ドクターマーチンは、
ヒールで
身長は盛れるの?[/st-kaiwa7]

結論、ドクターマーチンで「身長は盛れる」

ヒール高さは約4cmもある。
ブーツカテゴリなら割と普通だが、スニーカーの中ではかなりヒールが高い。

ただし、誤解が無いように解説させて欲しい。

ドクターマーチンのヒールは約4cm

ドクターマーチンのヒールは約4cm

身長は「相対(何かと比べる)」が大事!

相対速度とか、絶対圧・ゲージ圧という言葉を聞いたことがあるだろうか。
例えば、2台の車が同じ速度で並走していたら、お互いから見て止まっているのと同じだ。
それに近い話をする。

身長は、他人が誰かを見て「低い・高い」を判断する。
屋外で身長の高さを判断する際、全員「靴」を履いている。

例として、一般的な靴であるアディダスのスタンスミスはヒール高さが約2.5cmある。
これはスニーカーとしては標準的な数字だ。

スニーカーを履く全員が約2.5cmアップしているため、相対的にはドクターマーチンを履いても身長は1.5cmしか変わらないことになる。

[st-kaiwa7]残酷だが、これが真実![/st-kaiwa7]

「ドクターマーチンを履いて、身長が4cmアップ!」と騒いでいる人がいる。

こういった人達は、「他人と比べて、本当は何cm増えるか」まで考えが及んでいない。
若しくは、気が付いていても事実を伏せてドクターマーチンの宣伝をしようとしている。
(バカを騙す商売の仕方は良くない)

[st-kaiwa3]不利なことも、
全部、言っちゃうね。[/st-kaiwa3]

ドクターマーチンで身長を盛っても意味がない?

マーチンのオードリック

マーチンのオードリック

上記の理由から、「たかが1.5cmアップで、条件を絞って靴を探すヤツは愚か」と思っていた。

しかし、そうでもないらしい。

身長をアップさせるインソールは、「2cm」ぐらいらしいのだ。
歩き心地をある程度確保して、違和感の無いものを選ぶとこれぐらいらしい。

この2cmは、人の体重が乗ると1.5cmぐらいに潰れるらしい。

相対的に1.5cmアップというのは、身長アップインソールを入れてまでして実現したい数字のようだ。

そう考えると、ドクターマーチンで相対的に1.5cmアップというのは意味がある。

「本当に好き」+「身長UP」なら良いのでは?

私は、一部のダッドスニーカーはダサいと思う。
厚底なので、身長は盛れる。
しかし、肝心のデザインが悪すぎる。

ホカオネオネ等でも、カッコよい見た目のものもあるが、ダサいものも多い。
個人的に、ボンダイはださい。
(ワークマンの靴と同じ見た目)

hokaoneone bondai

hokaoneone ボンダイ

こういったダッド系シューズと比べると、ドクターマーチンは比べ物にならない位カッコよい。

身長が盛れる云々の話はオマケの要素だ。
「靴自体が好きなら買ったら良いじゃない」というのが私の意見。

コスパは良い

ドクターマーチンの8ホール

ドクターマーチンの8ホール

ドクターマーチンは、他の革靴と比較して考えるとコスパが良いとは言い切れない。
皮質や作りが優れているとは言えないからだ。

しかし、以下の特徴を踏まえると、使う人にとっては充分にコスパが良い靴だと思う。

  • 雨・汚れ・傷に強い
  • 傷や汚れが様になる
  • 何にでも合わせやすい

レザーの素材のグレードがどうだとか、手が凝っているかどうかは「原価にこだわりすぎ」な考え方かもしれない。
使う人にどのような価値をもたらすのかが重要だ。

改めてドクターマーチンの価格を調べてみた。
楽天の最安値位の価格で買えるのであれば、ドクターマーチンはとても良いブーツである。
私は昔、もっと高く買ったので羨ましい。

流通経路を絞って商品の価格を高く維持し、高級品のイメージを保とうとするメーカーは多い。
バンバン広告を打つのに、流通を制限するのは好きでない。
それに比べると、今のドクターマーチンは好感が持てる。

[st-kaiwa2]公式ページの
26400円で買うのだけはやめとけ!
他の良いブーツが買えてしまう。[/st-kaiwa2]

ドクターマーチンのブーツ、まとめ

ドクターマーチン

ドクターマーチンのブーツは、タフで雑に使えて、どんな服にも合わせやすい。

お値段も、革質や作りを踏まえると値段なりだが、発揮してくれる価値を考えると安い。
ソールの張替えは出来ないが、綺麗・清潔な新品に入替えしていけるのはむしろメリットかも。
(ソールの張替えって、高いんすよ)

[st-kaiwa4]記事書いてて、
かなり欲しくなったので、
ちょっと考えますわ![/st-kaiwa4]

ロック・パンク・ユーロワーク・全身黒などのファッションには、今でも最強のブーツだ。

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ドクターマーチンはダサいのか

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