[st-kaiwa6]ビジネスにも使えて
魅力がある革靴って何?
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[st-kaiwa2]レッドウイングで
大人気のベックマン
9060がアツい![/st-kaiwa2]
レッドウイングのブーツ「ベックマン 9060」を購入した。
現在も品薄でレッドウイング公式の在庫は復活しておらず、以前としてプレミア価格が続いている。
(ピークに比べてやや和らいだが)
ベックマンは、ワークブーツでありながらもスーツにも使えそうな端正な見た目に定評がある。
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ベックマン9060について、この記事では以下の内容を紹介する。
- ベックマン9060の特徴について
- 購入した理由
- 購入後の印象
ベックマン 9060の特徴
モデル名「ベックマン」とは?
モデル名「ベックマン」とはレッドウイングの創業者チャールズ・ベックマンに由来している。
ベックマンは1905年の創業当時から存在したラウンドトゥ(つま先が丸い)のブーツを再現したモデルに付けられた名称だ。
(過去にはモックトゥもある)
創業当時のアメリカは道が舗装されておらず、泥や砂が入らないように6インチ丈のブーツになっている。
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フラットボックスとは?
通常のベックマンには、つま先を保護する先芯(樹脂)が入っている。
ワークブーツ(安全靴)由来のモデルであるためだ。
フラットボックスは、この先芯が入っていないモデルのことを指す。
エイジングによってつま先は潰れていき、スタイリッシュな薄いシェイプに変化していく。
つま先が潰れることで足に沿うため、足を包み込む面積が増えフィット感も良くなる。
見た目も履き心地も良くなるというエイジングをすることから、フラットボックスは2017年に発売して以来、品薄になるほど世の男性の心を掴んでいる。
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ソール「グロコード・メダリオン」とは?
ソールには、シングルソールの「グロコード・メダリオン」を採用している。
ブーツのソールはビブラムソールが有名だが、それとは違うものだ。
グロコード・メダリオンは、グリップ力と反りの良さが特徴である。
(厚い・ゴツいと、ブーツが反らない)
ソールもシングルソールとなっている。
他の仕様として、ダブルソールというものもあり、ブーツの縁の革と黒いソールの間に革を積む仕様になる。
これを行うと、厚底になる。
ダッドスニーカーブームの現代なので、厚いソールの方が好まれるかもしれない。
しかし、ソールを厚くするとブーツの反りが悪くなる。
フラットボックスのブーツは、つま先が潰れて薄くなるのが魅力だ。
ブーツが反らないと、つま先は潰れにくくなってしまう。
[st-kaiwa7]適材適所の
ソールなんだね![/st-kaiwa7]
ヒール高さはミッドソール込みで27mmあった。
ブーツとしては薄くもなく、厚くもなく。
削れにくいという話も聞く。
扱いやすいソールだ。
使われている革「クロンダイク」とは?
ベックマン 9060はクロンダイクという革が使われている。
クロンダイクは、ブラウンに染めたレザーの上からブラックの顔料を乗せたものだ。
茶芯とも呼ばれ、表面の顔料が削れることでブラウンの革の色が顔を覗かせる。
オイルはあまり含まれていない。
あまり革のブラウンが見えすぎると嫌という人は黒のクリームで補色することが可能だ。
(せっかくの茶芯なのに!という人もいるだろうが)
削れすぎる心配はない。
私はあまり調べていなかった時期、フラットボックスとクロンダイクに良いイメージが無かった。
[st-kaiwa4]先が潰れて
黒の塗料が剥がれるなんて
軟弱では?[/st-kaiwa4]
しかし、多くの人が認めるとおり、クロンダイクは堅牢・頑強そのもの。
茶芯も滅多なことでは顔を見せてくれない。
このツンデレ具合に多くのおじさんがメロメロにされている。
ラストは8番
革靴を製作する際には、ラストと呼ばれる木型がある。
どの木型を使うかで、ブーツの形や足への相性が決まる。
難しい話に聞こえるかもしれないが、レッドウイングのラストは8番と23番が多く、その2つを覚えておけばOK。
8番ラストはラウンドトゥのモデルに使われ、Dウィズが多い。
23番ラストはモックトゥのモデルに使われ、Eウィズが多い。
サイズは6.5Dを購入
私は足の長さが24.5cmだ。
そのため、レッドウイングのサイズ表記で6.5(シックスハーフ)、24.5cm相当のサイズを選んだ。
履いていてほぼジャストだが、もうワンサイズ下でも履けたかもしれない。
ただし、試着時はかなりギチギチになるだろう。
お店でそこまで紐を閉めさせてくれないかもしれない。
私の足は細かった
ブーツ購入後、あることに気が付いた。
私の足は細い。
私は運動する際はアシックスのシューズを履く。
アシックスのシューズの標準幅は「2E」だ。
私の足幅は「D」だった。
2段階も下だ。
どうりで運動靴の中でつま先が横滑りする訳だ。
レッドウイング選びの中で、足のサイズについて非常に勉強になった。
運動時の動きもこれでもっと良くなるはず。
足のサイズは調べておくべき
私のような失敗?をしないためにも、自分の靴のサイズは調べておいた方が良い。
上の画像のように、縦の長さと指の付け根の円周を測る。
ネット通販で靴を買う人や、激しい運動でジャストサイズの靴を履く人は特に足を測っておくべきだ。
(私だ)
レッドウイングに関しては運動靴ではないので、そこまでサイズにシビアにならなくて良い。
(靴の価値やエイジングを大きく損なうことはない。)
以下のサイズを推奨する。
(ウィズを変えられれば良いが、モデル毎に固定の場合が多い)
- 標準幅なら、自分の足の長さと同じサイズ
- 幅が狭いなら、ワンサイズ下
- 幅が広いなら、ワンサイズ上
履いていて馴染むと、サイズはやや大きくなったように感じる。
(つまり、試着時の印象から変化する)
「履いていて革が伸びる」というよりは、「各パーツが馴染んだり、シワが入ったりしてゆとりができる」というイメージだ。
ベックマン 9060を購入した理由
失敗しても良いので、自分でエイジングさせたい
先芯がないことでつま先の形状が薄くスマートになっていく「フラットボックス」。
表面だけを染めたことで経年で革の色を覗かせる「クロンダイク」。
この2つを採用したのが9060だ。
プレミア価格が付く程、爆発的にヒットしているアイテムである。
バッキバキに仕上がった「ベックマン 9060 フラットボックス クロンダイク」は死ぬほどカッコよい。
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しかし、インスタ等の画像を見ると、全ての9060がカッコいい訳ではない。
革が硬いため、履き込むのに時間がかかる。
クロンダイクはしなやかでないため、意図しないシワも入るだろう。
それほど簡単・綺麗にエイジングできる靴ではないのではと感じた。
(履いている人ができることも無い)
しかし、難しさがあるからこそ、試したいと思ってしまうのが男である。
ブロガーとしての血が騒いだというのが、購入理由だ。
[st-kaiwa1]俺の形に
してやる![/st-kaiwa1]
スーツにも使えそう
ベックマン フラットボックスは、ホワイツのセミドレスのようにスーツにも使えそうな「ドレス要素」がある。
かしこまった場面を除けば、オフィスカジュアル・ビジネスフォーマルでは使えるだろう。
使用シーンが広いことを踏まえると、ベックマン フラットボックスはかなり汎用性が高い靴だ。
ビジネス・カジュアルの両方に対応できるなら、かなりコスパが高いのではなかろうか。
スーツ用の高級革靴もなかなかにお高い。
ベックマンなら、購入時の罪悪感も薄れる!
私は趣味で楽器を弾いており、人前でスーツを着て演奏する機会がある。
履き込んで磨いたベックマン フラットボックスはかなり映える!と思って購入した。
[st-kaiwa7]承認欲求の鬼![/st-kaiwa7]
エイジングでビジネスに使いにくくなる
ベックマン 9060は、つま先にシワが入ったり、茶芯が見えたりとエイジングすればするほど、ビジネスで使いにくくなるだろう。
紐も外羽根で、キツく締めた姿はカッコ良いが、ワークブーツ感丸出しだ。
(ビジネスシューズは内羽根)
エイジングしたベックマンを履いてツッコミを受けたら、「靴は大事に履く主義でして・・・」と適当に誤魔化そう。
ベックマン 9060の購入後の印象
つま先が潰れなくてもカッコいい
フラットボックスはつま先が潰れてからが本領発揮、潰れる前のつま先はポテっとしてかっこ悪いと言われている。
しかし、実物のベックマン9060を手にしてみると、新品の状態でも中々にかっこいい。
潰れた後を知っている人には、エイジング後が良く見えるのだろうが。
つま先が潰れていない「ベックマン フラットボックス」は先芯が入っているベックマンと変わらない。
だから、「つま先が変形しないと意味ない!」と思うかもしれないが、新品の状態でも十分良い靴である。
(普通のベックマンもカッコ良いので、当然だ)
既にベックマンを持っている人でなければ、初期状態に不満を感じることはないだろう。
くるぶし周りのシワが良い
このブーツに限った話ではないが、レザーブーツというのはくるぶし・足首周りにフィットする。
そのため、ローカットの革靴より接地面積が増え、足が遊ばない。
新品の状態で履くとシワまでは入らないが、足首周辺の形状に合わせて凹凸ができる。
この凹凸の表情がめちゃくちゃカッコいい。
スニーカーのハイカットでは得られない魅力を存分に味わえる。
つま先の変化はまだまだこれから
くるぶし回りはすぐ変化しそうなのに対して、つま先にシワが入るのはまだ先になりそうだ。
強引にシワを入れて、荒いシワが入るのも好きではない。
部屋で履いたりして馴染ませようかと思ったが、歩かないとつま先のシワには影響しないだろう。
定期的にお散歩しようと思う。
ベックマン フラットボックス、まとめ!
ベックマン フラットボックスは以下の特徴がある。
- ビジネスにも使えそう
- ワークブーツの中ではスマート
- 使っているレザーはタフで堅牢
(簡単にはエイジングしない) - エイジングでつま先が潰れ、細くスリムになっていく
(フラットボックス) - エイジングでレザーの塗料が剥がれて革の色が見える
(クロンダイク)
「クロンダイクでフラットボックス」であるという点が、この靴がヒットした理由である。
だが、その2点をきっかけにレッドウイングのベックマンという靴の魅力が再発見(再注目)されているように思う。
ファストファッションの安価な服が普及するほど、オリジナリティのある経年変化したレザーのアイテムの魅力は相対的に増す。
しっかりと作られ、良い革を使用したレザーブーツは10年を超えて履ける。
(実際、20年以上前の中古もある)
すり減った靴底は張替えが可能だ。
良い革靴を持っておくのは、賢い選択だ。
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