【体験談】石川県・能登半島地震の被害と「困ったこと・やってよかった」こと、まとめ

PR〈景品表示法に基づく表記〉
石川県能登沖で発生した地震の体験談

この記事では、能登半島地震での体験談を解説する。
実際に被災地で生活して「困ったこと・やってよかったこと」を紹介しているので、大きな地震があった際に「何をすべきか」の参考になるだろう。

2024年1月1日、私は石川県の七尾市に住んでいた。
震源地から60kmくらいの位置にある自宅で震度7の地震に被災した。
断水は38日間、余震は36日目まで発生していた。

この記事でわかること

震度7の地震発生の直後に行ったこと

スマホの緊急地震速報で地震の発生を知る。
このときは「どうせデカくても震度5ぐらいだろう」と思っていた。
能登半島地震が起きる半年前のGWにも震度4〜5の地震があったが、そのときは街はすぐに日常に戻っていた。
「今回もそれに近い地震がきたか…」とちょっと舐めていた。

部屋の重いものが激しく揺れたり、床から滑るように動き始め、「これはヤバいやつ!」と気が付く。

このときの揺れは相当な大きさで、私の部屋にあった棚や収納類は全部ぶちまけられた。
部屋ではロボット掃除機を使っていて、普段は床にモノは置いていないのにこの有り様だ。

かなり重い電子ピアノ(22kg)も移動しているし、パソコンのディスプレイも落ちた。

後輩の家では、冷蔵庫が倒れたようだ。
私の家も、冷蔵庫の中身が7割ほど転がり落ちた。
タンスの前に布団を敷いて寝ている人は、倒れてくる可能性があるので今すぐやめた方が良い。

地震発生時、スタンドに置いていたギターが1番心配だったため、倒れないよう手を広げて抱きかかえるように守っていた。
結果、ギターは1本も倒れることなく、無事。
机の上にあったスピーカーが床に落ちたけれど、故障はせず。
住んでいたマンションの部屋は、壁にヒビが入ったり、壁紙が剥がれたり等の被害があった。

特に「危ない」と感じたこと。
部屋に天井からぶら下がるタイプのルームライト(備え付け)があり、激しく揺れて割れるのではと心配だった。
地震対策としてはこのタイプの照明は使わない方がいい。

左側のライトは、ぶんぶん揺れたときに壁に当たってヒビが入っており、電源を入れても付かない。
「電球の破片が落ちてきたらまずいな」と思い、手近にあった衣類で頭を覆った。

玄関では、持っている靴のほとんどが下駄箱から落ちていた。

部屋の物が全部落ちてしまうほどの大きな揺れには心拍数が上がった。
慣れていない人は、パニックになるだろう。

地震から20分後「津波が来るので、逃げる」

大きな揺れはおさまったと判断し、スマホでニュースを観る。
大津波警報が出ている。

津波の警報は3段階ある。

  • 大津波警報
  • 津波警報
  • 津波注意報

上から順に高い警報レベルを表す。

家から歩いて5分の場所に高層の商業施設があり、この4階・5階の高さなら津波も大丈夫だろうと判断した。
ここに逃げるべく、荷物を準備する。
地震が発生してから荷物の用意を終えるまで、20分以上かかった。

私が住んでいた場所は海から1kmくらい。
津波は地震の2分後に来ていたようだ。
逃げようとするのが20分後では遅すぎた。
というか、ほぼ揺れている最中か、そのすぐ後には、もう津波が来ていたのではなかろうか。

事前の津波対策として、以下の情報は知っておくべきだ。

  • 自分が住んでいる家や職場の標高
  • 海からの距離
  • 避難する場所(丈夫で高い建物)

海に近い地域に住む人は1〜2分で津波が来る可能性があるので、大きな地震だと分かった時点でスマホ・財布・家の鍵だけ持って逃げた方がいい。

もし津波が来ない地域だったとしても、築年数の古い家に住んでいる人は、家が倒壊する可能性がある。
私は引っ越しして今は古いマンションに住んでいるのだが、耐震評価の結果を見ると倒壊するリスクがあるらしい。
大きな地震だと思ったら、古い家に住んでいる場合は玄関の入口を開けてすぐ逃げられる状態にするのが良いそうだ。
完全に外に出てしまうと、ガラスや瓦礫が落ちてくる可能性がある。

逃げるときに持ったもの、本当は持っていきたかったもの

逃げようとしてカバンに詰めたのは、以下の通り。

  • りんごとチョコレート(冷蔵庫から落ちていて、目に付いた)
  • スマホ・タブレット
  • イヤホン
  • 財布(保険証を含む)
  • 缶詰のパン

いつ津波が来るか分からなかったので、急いで手近なものをカバンに詰めた。
それでも津波が来る時間にはぜんぜん間に合っていなかった。

本来は以下の物も持っていきたかった。

  • スマホの充電器やモバイルバッテリー
  • 歯ブラシ・爪切り・耳栓などの外泊セット
  • ウエットティッシュやフェイシャルシート
  • ティッシュやトイレットペーパー
  • 折りたたみ傘

もし避難所に行くとしても、これを持っていったはずだ。
財布も含めて、引き出しや棚に入れるのでなく、すぐに家を出られるようにカバンに入れっぱなしにするのが良い。

準備した荷物の他、歩きやすい靴とダウンジャケットを着て外に出た。
フード付きのアウターは、防災ずきんと防寒の役割を兼用できるので最強である。
外で破片が落ちてきても安心だ。

地震から20分後「部屋から出る」

自分の部屋から出ると、地震の被害の大きさに愕然とした。
部屋を出て目の前にある家が大破していた。

自室を出て見えた様子
自室を出て見えた様子

マンションの管理人が所有していた家で、許可を得て掲載している。

この他にも、ブロック塀が倒れたり、道路に地割れや隆起があったりと散々な有様だった。
ドラクエなどのRPGで魔王が襲った後の街みたいな風景になっている。
下水の設備が破損したことで、悪臭が充満しているのも覚えている。
(匂いは水分の蒸発と共に半日~1日程度で消える)
近所の歯医者も、明らかに斜めに傾いていた。

地震から25分後「商業施設の5階に到着」

大津波が来るのを恐れて、高所である商業施設に逃げ込んだ。

商業施設の通常の入り口は、防火扉が閉まっていて入れなかった。
そのため、駐車場の入口の車が通るスロープを歩いて登った。

駐車場の中も地震により荒れていた。
看板の固定金具が片方外れて宙ぶらりんになっていたり、割れた壁や天井の破片・粉が床に散らばっていた。
上着のフードを被っていなかったらモノが落ちてくるのが怖かっただろう。

駐車場内で煙草を吸っている人がおり、ずっと匂いがして不快だった。
石川県はマナーが悪い人の割合が多く、それは震災時も変わらない。

ようやく安全な場所で落ち着くことが出来たので、連絡をくれた家族や友人に無事を伝える。
大概の情報は信頼できる友人が送ってくれたので、自分で調べるより早くてとても助かった。
感謝である。
避難中など、どうしてもスマホを見れないタイミングがあるので、人にニュースのチェックを頼むのは良いかもしれない。

地震発生から4時間後「自宅に帰った」(本当はダメだが)

地震発生からトータルで4時間が経った時点で避難所から自宅に帰った。

このとき、大津波警報がまだ継続して出ていたので、本来はやってはいけない行動である。

私が住んでいた場所は海岸にかなり近い。
逃げた商業施設の屋上で道路を観察していたが、津波が来る気配も、来た気配もない。
満潮の時間も過ぎているし、これもう津波は来ないだろうと判断した。

もし危険な状態になるとすれば「すでに発生した地震による津波」ではなく、「これから発生するかもしれない震度7以上の地震による津波」が発生したときのはず。
「再び大きな地震が起きたら、またすぐに商業施設に逃げれば良い」と判断して家に帰ることにした。

地震が発生した日は、避難所に逃げたり、高台の公園の駐車場で車の中で過ごした人がほとんどだったようである。
翌日は仕事で地震の後処理で忙しかったことを踏まえると、家で眠って良かったなと思う。

本来、大津波警報を無視した自宅への帰宅はNGなのだが、状況をよく考えて決めた行動だったので、後悔はしていない。
住んでいたマンションで明かりが付いていたのは私の部屋だけだったと思う。

メンタルは落ち着かない

地震が起きてからの生活は、なるべく普段どおりを心がけた。

地震が発生した当日も、家に帰ってからもやることがないのでピアノを弾いたし、カモミールティーも飲んだ。
不謹慎な行動かもしれないが、無駄にせかせかして休めないのが一番良くない。

これほどの災害にあった日は、何をしても興奮状態だったと思う。
以下の要因であまり寝付けなかった。

  • 余震が何日も続く
  • 救急車などの緊急車両のサイレンが頻繁に鳴る
  • 上空を飛ぶヘリコプターの音が聴こえる

地震発生の当日、余震は30分ぐらいの周期でずっと続いた。
「ぐわんぐわん」「ゆらゆら」というマイルドな揺れはまだマシである。
地面の下をハンマーで殴ったような「ゴゴン!」「ゴゴゴ!」という1~2秒の強くて短い揺れはとても気持ちが悪かった。
結局、余震は地震発生から36日間続いた。
次第に弱くなっていったが、最初は震度4くらいの揺れが1日に何度かあって怖かった。

救急車等のサイレンもずっと鳴り続いてた。
人によっては緊急車両の音もメンタルにくるのではと思う。

上空でヘリコプターが飛ぶ音もかなり聴こえていた。
住んでいる家によっては、音よりも気流による建物の揺れが気になるようだ。
ヘリの振動は、余震とも間違えやすい。
夜に捜索が行われることがあるらしく、報道なのか、捜索のヘリコプターなのかは分からない。
夜間のヘリコプターもストレスの原因だった。

緊急車両のサイレンやヘリコプターの音は耳栓をするとだいぶマシなので、ゆっくり休むために持っておいた方が良い。
ノイキャンのイヤホンより耳栓の方がはるかに遮音できる。

created by Rinker
¥610 (2026/02/03 15:36:16時点 Amazon調べ-詳細)

電話は迷惑

地震発生直後に安否や避難の確認に関する電話が何度かかかってきた。
電話は迷惑だった。
内容も、メールやLINEで済ませられる話が多かった。

勤め先から夜中の23時に翌日の出勤に関する緊急連絡網の電話が回ってきた。
「流石にこの時間はやめてくれや…」と思った。
次の人に連絡網を繋ごうとしたが、避難所で車の中で家族と一緒に寝ていて、すぐには電話に出られなかった。
後で折り返しがあったが、やっと落ち着いたところで電話をした申し訳なさがあった。

連絡網のルールで、電話に出なかった人は飛ばして、また次の人に電話をかける。
その電話相手は子供が産まれたばかりの方で、家庭の事情を考慮すると夜中に電話はしたくなかった。
そのため、会社のルールは無視してLINEで連絡を済ませた。

電話は不便

勤務先からの連絡網は「翌日は津波警報が出ていなければ、可能なら出社してください」という内容だった。
こういったシーンでも電話は不便である。

翌日の朝になっても、道路に地割れが発生していて、会社に行けないかもしれない。
仲間内のLINEでは「まだ誰も会社に行けていない」という情報もあり、家を出るべきかどうか、尻込みした。
もし道路状況が悪い中で立ち往生になってしまったら、緊急車両の妨げになってしまう。

LINEなどのチャットなら「もう〇〇さんは既に会社に到着してます」「道はなんとか通れました」で全員が情報を共有できる

日常から「いきなりかかってくる電話はうっとうしい」と思っていたが、今回の被災で電話の悪い部分を再認識した。
電話しかなかった時代の古いルールはどんどん改めるべきだ。

被災中の衣食住で困ったこと・やってよかったこと

ここからは地震被害をまともに受けて困ったこと・やってよかったことをまとめる。

能登半島地震によって住んでいた住居に発生したのは「断水」のみで、「電気・ガス」は使えていた。
この状況が変われば対応も異なることに注意。

以下は浄水場付近の破断した配管の写真。
私が住んでいた物件の断水が解消されたのは地震発生から38日後だった。

破断した水道配管

断水でトイレが使えない

断水になると、トイレが使えなくなる。
冗談ではなく死活問題である。

断水時のトイレの選択肢を以下にまとめる。
手間・プライドなどを踏まえて、ここから選ぶことになる。

  • 人の迷惑にならない山奥や茂みで外でしてしまう(田舎限定)
  • 簡易トイレを、トイレや風呂場に置いて使う
  • 尿はペットボトルに入れる
  • 雨水や地下水などをポリタンクに用意し、トイレの水として使う

よほど田舎で、茂みや畑などがある環境であれば、外でしてしまうことも可能。
ただ、家族がいる場合や住宅街に住んでいる場合はできない。
犯罪を推奨している訳ではない。

簡易トイレはとても楽である。
オムツで使われるような吸水剤・凝固剤が袋に入っているだけの構造だ。

どうせ水が出ないので、使った簡易トイレを風呂場に置いていた。
換気扇が回っていたので匂いは気にならず。
人によってはうんこを風呂場に置きっぱなしにするのが嫌だと思う。

私は一人暮らしで、人に見られる心配がなかったので、小は空きのペットボトルに溜めていた。
トイレを流すタイミングで溜まった小も一緒に流す。
簡易トイレに小も出してしまうことができたはずだが、吸水材に水分がたまりすぎると匂いがしそうで避けた。
(最近の製品は匂い対策もバッチリらしい)

断水で水道は流れないのだが、下水管が生きている場合は、雨水や地下水、川の水を組んでトイレの水を流すことができる。
用を足したら、そのまま便座の中に水を流し入れるだけ。
1回分で4〜5Lくらいだったと思う。

自治体がわざわざトイレ用の水を配っていた程だ。
この場合、ポリタンクを持っていないと受け取れない。
給水を受け取るだけでなく、雨水などをトイレ用の水として溜めておくこともできる。
伸縮するタイプがコンパクトで邪魔にならないので便利だ。
(最悪、飲み水用にもなるので、2つくらいあると良い)

created by Rinker
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)
¥1,499 (2026/02/03 15:36:17時点 Amazon調べ-詳細)

ティッシュ・トイレットペーパーは1セットを予備にする

たくさん使うことはないだろうが、ティッシュやトイレットペーパーも必要となる。
店頭ではトイレットペーパーの買い占めが起きる。

トイレットペーパーは強度が弱いため、トイレ以外の用途では使いにくい。
あまり使い勝手は良くない。

買い占めで買えなくても慌てる必要はないのだが、やっぱり無くなると困るのは事実。
常に未開封の1セットを予備にしておくのが良いだろう。
在庫が残り1セットを切る前に次のティッシュ・トイレットペーパーを買い足すのを地震以降は習慣にしている。

断水で風呂に入れない

断水すると、風呂に入ることができない。
私は「まあ、数日なら平気じゃろう」と思っていた。
しかし、2日目過ぎると強烈に風呂に入りたい衝動が膨れ上がる。
風呂キャンの限界は4日ぐらいだった。

過去の地震では概ね1週間程度で断水から復旧したらしい。
(被害状況によるが)
だが、能登半島地震は道路に陥没や地割れが多数発生していて、水道管への被害も大きかった。

40cmくらいズレている

写真ではしょぼく見えるが、実際は40cmほどの地割れである。
中を除くとさらに1メートル以上の深さで空洞化している。
断水は38日間続いた。

そこで役に立ったのがウエットティッシュである。

created by Rinker
エリエール
¥820 (2026/02/03 15:36:18時点 Amazon調べ-詳細)

生命力の強い人であれば、これで顔も拭ける。(タイプ:ワイルド)
ただし、アルコールが目にしみる。
できれば顔・身体用のフェイシャルペーパーもあると良いだろう。

ウエットティッシュさえあれば、顔や足、股間などの身体から、使った食器まで拭ける。
(股間を拭いたもので食器を拭くわけではない)
震災で1番役に立つのはウエットティッシュだ。
絶対に切らしてはいけない。

多少のガサツさが大事

震災時は多少ガサツな方がストレスがない。
マメすぎる人は妥協ができないので、状況にあったモノを調達しなくてはいけない。

私が行ったガサツ行動一覧は以下のとおり。

  • ウエットティッシュで顔を拭く(風呂に入れない日)
  • フライパンは油をウエットティッシュで拭いて終わり
  • コップは水をしっかり切って、洗うのは諦める
  • トイレの小はペットボトルに
  • トイレの大は簡易トイレに
  • 服は入れ替えしながら3日間以上着る

私は男の一人暮らしなので、いくらでも生活レベルを落とせたのだが、女性や女の子がいる家庭は大変そうだった。

メリノウール製品は抗菌で臭くならない

服に関して、「持っていて良かった」と思うのは以下。

  • メリノウールの五本指靴下
  • メリノウールのネックウォーマー
  • エアリズムステテコ
  • フード付きダウンジャケット

この中で最も貢献してくれたのは「メリノウールの靴下」である。

断水していて風呂に入れない状況で困るのが身体が臭くなることである。
特に「足」「股間」「頭」はくさい。
(脇は上記3つ程ではない)

メリノウールは天然の抗菌・防臭繊維である。
足に汗をかく泊りがけの登山であっても、靴下1足で過ごす人がいるほど優れた素材だ。
これを持っていなかったら水虫と足の臭さで悶えていた。

メリノウールの靴下なら、2~3日以上、同じものを履くことができる。
ワークマンのメリノウール5本指ソックスを使っているが、年によっては売っていないこともある。

靴下以外の服も、2~3日は同じものを着ていた。
着たものは、もう一度着る可能性を考えてハンガーに干しておく。
「3日放置すれば新品」は金言である。

ダウンジャケット&ダウンパンツ&ダウンサンダルがあると暖かい

今回被災したのは冬だった。
電気は止まっていなかったのでエアコンは使えたのだが、もし電気も止まっていたらと考えると恐ろしい。

ダウンジャケットは持っている人が多いと思うが、ダウンパンツとダウンサンダルがあれば暖房がなくとも耐えられる。
冬は特に足元が寒いので、暖房が使えない状況に備えて持っておくと安心だ。

created by Rinker
武蔵野ユニフォーム
¥5,418 (2026/02/03 20:40:18時点 Amazon調べ-詳細)

水のストックは重要

当然ながら、震災時は水のストックが重要である。

私は自宅に水のペットボトルが2本しかなかった。
パナソニックの簡易浄水器を使って水道水を飲んでいるため、水を買う習慣がない。

だが、余っていた炭酸水の在庫が50本以上あった。
楽天のお買い物マラソンで店舗数を稼ぐために、よく炭酸水を買った。
この炭酸水が私の命を繋いだ。

created by Rinker
ノーブランド品
¥2,698 (2026/02/03 15:36:20時点 Amazon調べ-詳細)

炭酸水として飲む他、以下の使い道に役立った。

  • お茶を飲む
  • 食器や歯ブラシを洗う
  • カップラーメンのお湯として
  • プロテインを飲む

「いつか飲むとはいえ、こんなに炭酸水をたくさん在庫に持ってどうする。お買い物マラソンにはめられたな」と思っていたが、これのお陰で助かった。
水を買いに行かずに済んだし、給水所にも行かなかった。

水の量については、最低3日間耐える分があれば良いと言われている。
実際、勤め先から配られたし、途中からスーパーにも並んでいた。
一人当たり、2L×8〜9本入のケースが1個あれば余裕で足りるだろう。
水は期限が切れても身体に害を及ぼす危険性が少ないので、買って5〜10年ぐらい持ってけば良い。

created by Rinker
い・ろ・は・す(I LOHAS)
¥1,112 (2026/02/03 15:36:21時点 Amazon調べ-詳細)

あったかいものを食べるべし

数日分の非常食を確保しておくことは重要だ。
実際に以下のパンを何日か食べた。
お湯や水で戻せる炊き込みご飯も便利。

もしまた地震が起きたとしても「飯が食えなくて苦しむ」ことはない気がしている。
冷蔵庫に余った食材があれば何日かしのげるし、食料の配布があるかもしれない。
日本はなんだかんだ、優しい国なので。

ただ、被災生活を送って感じたが、非常食やカロリーメイトのようなものばかり食べているとひもじい。
缶詰のパンは普通に美味しいのだが、心が満たされる感覚はない。
「我慢はできるけど、ずっとこれが続くのは嫌だな」と思えてくる。

余裕があれば、温かいものを食べるようにしたい。

私は冷蔵庫の余った食材を使って「肉・野菜炒め」を作って食べた。
断水でフライパンが洗えないので、1発限りの大技である。

断水であっても、冷凍食品などの電子レンジで温めるものは食べられる。
レンチンのカレーは美味い。
紙皿も用意しておこう。

created by Rinker
ペーパーウェア(Paperware)
¥527 (2026/02/03 15:36:25時点 Amazon調べ-詳細)

カップラーメンは馬鹿にできない

私はカップラーメンは「栄養がない」ので、普段はなるべく食べないようにしている。
味は美味しいが、お腹が膨らむだけだ。

だが、震災の被害にあって「ひもじい」と感じる状況ではジャンクな味のカップラーメンが美味しい。
キャンプとか登山中に喰うと美味いのと一緒。
断水している状況ではカップラーメンはあまり人気がないので、店頭にも在庫が残っていた。
極限状態でカップラーメンが残っているというのは心の安定剤になる。

筆者は何かしらのアレルギーがあるようで、カップラーメンを食べるとくしゃみと鼻水が止まらなくなる。
(小麦粉の説がある)
個人的な備忘録として、私は被災時でもカップラーメンは食べない。

被災時はお金がかかる

被災時にもっとも快適に過ごす方法は、車で1〜2時間移動して地震の被害がないエリアでしばらく生活することである。
ただし、仕事や家庭の都合でほとんどの人が困難だろう。

「被災地の外でしばらく暮らす」のは難しいとしても、「ガソリンの給油」「物資調達」「風呂」「コインランドリー」のために遠出をすることはある。
(道路や電車が使える)

この「長距離移動」「銭湯」「移動先での外食」で想定しているよりもお金がかかる。

  • ガソリン代や電車代→500円
  • コインランドリー→800円
  • 風呂代→700円
  • 外食の食事→2000円
  • 合計4000円/一人あたり

「贅沢するな」と思うだろうが、いつもと違う緊張感のある生活はかなり辛いものがあって、美味いものを食べて気晴らししないと正直やっていられない。
被災生活は家計へのダメージが大きい。

私は一人暮らしだったので、外で風呂に入る頻度を3日に1回に抑えていた。
これも家族がいる場合では毎日 or 2日に1回になり、それに伴って外食の頻度も増える。

世知辛いのだが「世の中、金」である。
お金があれば「大変だったけど、温泉に頻繁に入って美味しいものを食べた」という思い出になるし、お金がないとひたすら我慢を強いられる。

夏場でエアコンが使えないのはヤバい

今回の地震は冬に発生した。
寒いのは着込めば対策できる。
しかし、暑いのはどうしようもない。

夏に震災が起きて、電気が止まり、エアコンを使えないのが非常にまずい。
ポータブル電源を使ったとしても、エアコンは動かせないか、せいぜい数時間の使用が限界のようだ。
金持ちはソーラーパネルを持っていたり、プラグインハイブリッドの車を用意するらしい。

現時点では以下の対策しかないかもしれない。

  • ポータブル電源で扇風機やサーキュレーターを回す
  • 冷凍庫に保冷剤を常備しておく(停電してもしばらくは使える)
  • 起きている間はネッククーラーで乗り切る

地震直後は交通網が麻痺して、北海道や東北へ逃げることも難しいと思われる。
真剣に熱中症対策を考える必要がある。

石川県・能登半島地震の体験談、まとめ!

地震発生からしばらくたっても、余震と断水は1ヶ月半ぐらい続いたので、なかなか生活は元には戻らない。
1年以上経過しても、街や道路はまだ壊れたままの部分が多い。

普段と違う状態というのは原因不明のストレスがかかるようで、私は咳が1年ぐらい止まらなかった。

今回の記事のまとめは以下のとおり。

  • 海が近い人は、津波が来る前にすぐ逃げる
  • 耳栓があれば、サイレン等が鳴っていても寝れる
  • 簡易トイレや、水を汲むための折りたたみのポリタンクを持っておく
  • 水・ティッシュ・トイレットペーパーを1セットは常備する
  • ウエットティッシュはなんでも拭ける
  • メリノウールの靴下を履け(臭くならない)
  • 冬なら、ダウンとダウンパンツ等があると強い
  • 非常食はあった方が良いが、なんだかんだ死にはしない
  • 風呂・コインランドリー・食事で普段より金がかかる(ストレスのせいで)

毎日、ちゃんと寝ないと体力が消耗していくので、耳栓の使用はガチでおすすめ。
この種類は柔らかくてストレスが少ない。

created by Rinker
¥610 (2026/02/03 15:36:16時点 Amazon調べ-詳細)

夏場でエアコンを使えないときの対策は、引き続き検討すべき課題だ。

カエル

この記事は以上です!
読んで頂き、有難うございました!
記事が気に入ったらシェアをお願いします!

石川県能登沖で発生した地震の体験談

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

下記のボタンで記事を貼れます!
  • URLをコピーしました!
この記事でわかること