[st-kaiwa6]カッコ良くて
キレイな時計ってある?[/st-kaiwa6]
[st-kaiwa2]セイコーのダイバーズを
全部チェックした!
SBDC125がオススメ![/st-kaiwa2]
友人が長い期間、ダイバーズウォッチを検討していた。
石橋を叩いて壊すが如く、慎重に検討を重ねた。
その結果、セイコー プロスペックス 復刻ダイバーズ「SBDC125」を購入した。
私も店舗を回る際に同行したが、SBDC125はひときわ目立つ美しく逞しい時計だった。
この記事でSBDC125の詳細をレビューする。
SBDC125は「1968年 ダイバーズ」の復刻
SBDC125は、1968年に開発された200m防水のダイバーズウォッチを現代的なデザインで復刻したものである。
いわゆるMM300(MMはマリンマスターの略)と呼ばれるモデルとは違うもののようだ。
防水性能が200mと300mで異なる。
だが、時計が発売された当時を生きていない私としては、防水性能が200mと300mのデザイン上の区別が付かない。
ほとんど同じデザインのため、このブログではどちらもまとめて「MM300」デザインと呼ばせて欲しい。
[st-kaiwa7]時計ファンが
怒るよ![/st-kaiwa7]
スペックは以下の通り。
ケース材質 | ステンレス (ダイヤシールド) |
ケースサイズ | 厚さ:12.5mm 横:42.0mm 縦:48.8mm |
ガラス材質 | サファイア (内面無反射コーティング) |
蓄光 | ルミブライト (針・インデックス・ベゼル) |
ムーブメント | 6R35 自動巻(手巻つき) |
精度 | 日差+25秒~-15秒 |
駆動期間 | 最大巻上時約70時間持続 |
防水 | 200m潜水用防水 |
耐磁 | あり |
防水 | 200m潜水用防水 |
ダイヤシールドは、傷が付きにくいと大変評判である。
コーティングにより磨きがかけられないと言われているが、傷が似合う時計なのであまり問題ではないだろう。
この価格帯になると、サファイアガラスが標準装備されている。
ムーブメントも一桁万円台のものより良い。
耐磁性能も現代においては有り難い。
4時位置のリューズ
手首に当たらないよう、4時位置にリューズが付いている。
こういった細かい工夫に男性は弱い。
分かった気になって、特徴・ウンチクを語りたくなる。
秒針の赤が綺麗
秒針には目立つように赤い塗料が塗られている。
赤なので「日本の時計」という感じがして、とても好きだ。
[st-kaiwa7]エキゾチック・ジャパン![/st-kaiwa7]
赤色で目立つ秒針は時計のアクセントになっていて、所有する満足感がある。
ダイバーズでシルバーベゼルって良い
ダイバーズウォッチは、色の付いたアルミベゼルをイメージする人が多いのではなかろうか。
今回の友人の時計選びにおいても、当初は「色付きのベゼル」で探していた。
だが、店頭で同価格帯のモデルと比べてもシルバーベゼルの「SBDC125」の印象は際立っていた。
遠目で見ていて「あれ、これだけ何かかっこ良い?」と目線が引き寄せられた。
全くノーマークだったのに、良さを感じられるというのが凄い。
シルバーベゼルは、ロレックスのエクスプローラーⅡやセイコーのランドマスターなど、通好みの時計を想起する。
実用的な話をすると、ベゼルをぶつけても色が剥がれる心配をせずに済むのも良いかもしれない。
ベゼルはコリコリ(軟骨)
ベゼルはコリコリした回し心地だった。
軟骨のようである。
軟骨が食べたくなったら、SBDC125のベゼルを回そう。
色々なダイバーズウォッチのベゼルを回したが、どれも感覚が違っていて、優劣が付けられない。
[st-kaiwa7]みんな違って
みんな良い![/st-kaiwa7]
インデックスが丸いのが良い
冒頭でも書いた通り、SBDC125は「MM300」タイプのデザインとなっている。
(厳密には1968年200mダイバーズ)
そのため、このモデルはインデックスが丸いデザインになっている。
サードダイバー(タートル)やスモウのインデックスも丸い。
同じセイコーでも、ファーストダイバー、セカンドダイバーと呼ばれるモデルのインデックスは長方形である。
私は、丸いインデックスの方が好みである。
その理由は以下の通り。
- 長方形のインデックスはツール感が強い
- ロレックス サブマリーナの丸いインデックスの印象が強い
長方形のインデックスは、ダイバーズウォッチとしての実用性を感じる。
ダイビングの現場において、セイコーのダイバーズは信頼感のある相棒だ。
アクセサリーとしての時計というよりは、頼りになるギアという印象。
ダイバーズウォッチを複数所有している人であれば、セイコーの特徴的な四角いインデックスをむしろ歓迎するだろう。
1本目のダイバーズウォッチを探している方は、時計を調べる過程で「ロレックスのサブマリーナ」が何度も目に入るのでは無かろうか。
ダイバーズウォッチのベンチマーク・完成形と言えるサブマリーナのデザインは魅力的で、否が応でも頭に刷り込まれる。
サブマリーナの印象をきっかけに「丸いインデックス」を選んでしまう人は多いのではと予想する。
セイコーダイバーズといえば、インデックスは長方形が王道・主流だ。
丸いインデックスは邪道かもしれないが、好きになるには理由がある。
ベルトの仕上げが抜群に良い
私は「セイコーダイバーズだったらラバーベルトが良い」と思っている。
時計選びをしていた友人にもそういった話をした。
セイコーはベルトの仕上げの評判が悪い。
実用的には何の問題もないが、あまり魅力を感じないことが多い。
事前にベルトに関する思い込みがあったが、「SBDC125」のベルトはとても綺麗だった。
3連ベルトの駒がそれぞれ、良く磨かれている。
店頭のライトで時計を見た際は、3連ベルトの真ん中のパーツの内側部分(スキマの面)がベルトの動きに合わせてキラキラと光った。
安価なタートルのベルトと並べて比較したが、その差は歴然である。
(タートルも本体は値段の割に頑張っている)
ワッフルベルトがハマりそう
SBDC125は純正ベルトで多くのシーンや服装に対応できる。
だが、ワッフルタイプのラバーベルトが物凄くマッチしそうである。
夏場はワッフルベルトを付けて、スポーティな印象にイメチェンしたい。
シルバーベゼル×ラバーベルトのG-SHOCKなどより何倍もカッコよくなるだろう。
ダイアルは漆黒の方が良い
ダイアルの色は、グレーがかったブラックを採用している。
真っ黒・漆黒ではない。
これが漆黒だったなら、文字盤とインデックスの色の対比でこの時計の完成度はもっと増したと思う。
上位モデルへの忖度がある?
この価格帯(15万円以下付近)のセイコーのダイバーズウォッチは、黒ベゼル・黒ダイアルのモデルを頑なに発売しない。
一桁万円、若しくはより高額なモデルでは、黒ベゼル・黒ダイヤルのモデルがある。
SBDC125と同じ価格帯で黒ベゼル・黒ダイアルは、海外仕様の「SPB317」ぐらいだろうか。
日本では、服でも靴でも「黒が売れる」らしい。
黒ベゼル・黒ダイヤルを発売しないのは、上位モデルの売上が下がらないようにする配慮に思えてならない。
また、豊富なカラーバリエーションに顧客を分散させる目的があるように思う。
今回のSBDC125も、このような配慮がなければ漆黒のダイヤルだったのではと勘ぐってしまう。
[st-kaiwa2]思い込み・言いがかり
だったら申し訳ない![/st-kaiwa2]
真っ黒の方が良かったと言いつつも、やはりこの時計はカッコ良い。
ロレックスのヨットマスターのようなイメージにやや近いかもしれない。
腕周り15cmのカエルが着用
購入者様に丁寧にお願いし、私も時計を付けさせてもらった。
私の腕周りは15cmなので、男性ならかなり細い部類である。
42mm径は私にとって当然大きいが、「完全にナシ」のサイズでもないだろう。
私より腕が太い人は、間違いなく着用可能だろう。
男らしいが、ゴツすぎないサイズ感だ。
競合モデル
SBDC101
セイコーの現代デザインのダイバーズウォッチの中で1番無難で人気があるのが、SBDC101だろう。
ファーストダイバーの形状が元になっている。
ベゼルは薄いグレー。(薄いパープルのようにも見えた)
ダイヤルはシルバーのように反射するグレー。
店頭で何度も見ているが、わりと地味な印象である。
王道のカラーで合わせやすいため、ネットで売れているのではと思った。
SBDC141
SBDC101と同じファーストダイバーベースのモデルであれば、SBDC141もかなり魅力的。
文字盤は濃いブラウンで、夜光は焼けたようなカラーリングになっている。
アンティーク風味のあるカラーリングで、ニュアンスカラーや少しレトロな服にマッチしそうである。
こなれた印象になりそうだ。
[st-kaiwa6]僕のカバーオールにも
合いそう![/st-kaiwa6]
良く似たモデルでSBDC105というラバーベルトのモデルもある。
そちらは文字盤にやや赤みがある。
ベルトは後から交換できるので、カラーとしてはSBDC141をオススメする。
SPB317(海外限定)
セカンドダイバーが元になったタイプで、かつ黒ベゼル・黒ダイヤルだったのがこのSPB317。
海外ではキャプテンウィラードと呼ばれるモデルだ。
厚みが12.3mmと他のセイコーダイバーズよりもやや薄くなっている。
日付表示は4時と5時の間にあり、デザインを妨げない。
セイコーダイバーズのラインナップはほぼ全て日付表示がある。
日付不要派の人にとっては、この日付表示は嬉しい。
ブラックで薄いデザインのため、かなりスタイリッシュな印象。
しかし、海外限定のため実物を見るのは困難。
セカンドダイバーベースのデザインであり、実物を付けたら「ツール感強すぎ」になる可能性もあったため、今回は断念。
店頭でSBDC125を気に入らなければ、海外からこれを輸入していた可能性もある。
SBDC143
同じセカンドダイバーベースであれば、SBDC143も魅力的だった。
SPB317とは違い、こちらは普通の厚みで日付も3時位置にある。
ザラついた表情と光沢のあるグレーの文字盤が渋い。
一見無骨に見えるデザインだが、近づいたらキレイな文字盤というギャップがある。
綺麗めな服装よりは、カジュアル・アウトドアな服にラフに合わせるのが良さそうだ。
ベルトはファブリックベルトを採用しており、長期使用は難しい。
途中でラバーやメタルベルトに交換することになるだろう。
SRP777(タートル)
風情が無いことを言うが、「コスパ」という概念からはSRP777(タートル)がベストチョイスかもしれない。
今回友人が購入したSBDC125よりはムーブメントもベルトも下位グレードになるが、時計本体の雰囲気は案外悪くない。
妥協という言葉は聞こえが悪いが、「別にこっちでも良いんじゃないか」と思わせる完成度の時計である。
SEIKO「SBDC125」まとめ!
セイコーダイバーズのダイバーズを沢山確認したが、SBDC125はひときわ目立つオーラがあった。
特徴を整理すると、以下の通りだ。
- ベルトと本体の輝き・高級感
- 丸いインデックス
- シルバーのベゼル
- 服装を選ばない汎用性の高さ
- ベルトを変えてもハマる
アンダー15万円(定価)のセイコーのダイバーズウォッチの中では、「SBDC125」はベストチョイスだろう。
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