[st-kaiwa6]ネットで高額な時計を買うのって、
どうなんすかね。[/st-kaiwa6]
[st-kaiwa1]メリット、デメリットを
分かっていれば、アリですよ![/st-kaiwa1]
私は時計を買う際、ほとんどネットで注文している。
単純に時計の知識が無い時期に買ったものについては「手放したい・手放した時計」もある。
しかし、コツを掴んでから購入したものに関しては、ネットでの時計購入で失敗したことはない。
[st-kaiwa2]私、失敗しないので![/st-kaiwa2]
ネットで時計を購入する際のメリット・コツ・注意点をまとめる。
ネットでの時計購入のメリット
正規店よりおおむね安い
時計をどこで買うかについては、以下の選択肢がある。
上から順に高い。
- 正規店(車に例えると、正規ディーラー)
- 並行店(車に例えると、中古車販売店)
- 中古販売店(車に例えると、メンテナンスがあまり得意でない or しない中古販売店)
- メルカリ・ヤフオク(個人間売買)
正規店は、保証やサービスも手厚いが、その分金額にもプレミアムが載せてある。
時計は車と違って壊れて移動出来なくなるということはないし、正直そこまで壊れない。
並行店でも充分サービスは充実している。
オーバーホールを含む、その他の修理対応は可能だ。
信頼できる店は、実店舗もネットショップも両方ある場合が多い。
直接店舗で購入しても、ネットと同じ価格で買える。
あまり修理が得意でない・出来ない中古販売店で買うと、お店との付き合いは買うだけで終わりになる。
自分でネット等でオーバーホール出来る業者を探せるなら、この選択肢もアリだ。
[st-kaiwa2]ネットで買っても、
信頼できる店なら
修理・オーバーホールや
メンテナンスは問題なし![/st-kaiwa2]
後輩のタグホイヤーのカレラの話(まだ買ってない)
後輩がタグホイヤーのカレラの購入を検討していた。
その際に私も値段を調べた。
店ごとの価格差は以下の通り。
- 正規店→36万円
- 並行店→28万円
(ここに楽天などのポイントが付く) - 中古(楽天)→22万円
(「状態の良い中古」、ここに楽天などのポイントが付く) - 中古(メルカリ)→15万円
(1世代前のモデルで状態が良い中古)
タグホイヤーのカレラは、作りが良く、仕上げも美しく、とても良い時計だ。
しかし、エントリーグレードであり、皆が買うため、中古市場に出回る球数も多い。
供給過剰によって時計の価値は下がっていく。
この価格差を見て、正規店で買う人はいないのではなかろうか。
このように、直接店舗に来た「良く調べずに、その場のノリで時計を買った人」が損するように出来ている。
地方で定価販売する家電量販店と同じである。
知識のない老人など、店舗で購入するケースは割高になるのだ。
リボ払いと同じで、養分になる人がいることで「得する人」が生まれるため、私はこの構造を否定しない。
[st-kaiwa2]結論、ネットで買うと大体安い![/st-kaiwa2]
徹底的に比較が出来る
ネットで購入する際は、大きさや色、サイズ、重さ、機能を徹底的に比較・検証できる。
(実物でないので、カタログスペックにはなってしまうが)
店舗で接客してもらって時計を選ぶ際は、目で見て分からない情報がないがしろになることが多い。
「実物を見たり・試着したり」では、時計の外装やサイズの情報が目に飛び込んでくる。
内部のムーブメントの質まで考えが及びにくい。
接客する店員も、不都合な情報に関しては伝えてこないことがある。
(人による)
もしくは「プラスチック風防は傷が付くけど、それも味わい深いです!」といって不利な情報を歪曲して伝えることもある。
以下の要素は、カタログの方がわかりやすい。
- 防水性能
- 耐磁性能(スマホ・PC社会なので大事)
- ガラスの種類(プラスチック・ガラス・サファイア)
- ムーブメントの性能(パワーリザーブ、日差)
「店員の接客で煽られると良く分からなくなってしまう」という人は、ネットで冷静に検討するのがオススメ。
無金利の分割払いが使える
店にもよるのだが、いわゆる並行店では無金利の分割払い(ローン)が使えることが多い。
金利なしの借金だ。
無金利ローンのメリットは以下の2点。
- 必ずインフレするなら、早めに買った方が安く買える
- 浮いたお金で本や時短家電等を買って、給料・収入アップを狙う
日本は長くモノの値段が変わっていない。
しかし、経済成長をしている国は、おおむねモノの値段や賃金が上昇する。
日本は主に輸入品(時計を含む)において、海外のインフレの影響を受ける。
セイコーの時計も、製造コストや海外での販売価格を踏まえて値上げしている。
無金利の分割払いは、「今の価値の時計」を「未来のお金」で買うということだ。
30万円の時計が、将来35万円に値上げすると仮定する。
金利無料の分割払い(ローン)ですぐ買うなら、将来買うよりも5万円お得に買えたことになる。
「どうせ買う」ような間違いない商品なら、早く買った方が経済的にはプラスだ。
時計に使う予定だったお金を、本や時短アイテムに使えば、収入アップが見込めるかもしれない。
(これが出来るかどうかは人による)
[st-kaiwa2]無金利とはいえ、
ローンは借金です![/st-kaiwa2]
ネットでの時計購入のコツ
自分の腕のサイズを知っておく
腕のサイズに対して、あまりに大きすぎる時計はかっこ悪い。
時計初心者のうちは気にならないが、
使ってくるうちに不格好に見えてきたり、
物理的に大きすぎて邪魔に感じたりする。
参考で、私の手首周りは15.3mmだ。
かなり細い。
この手首では、40mmの時計でも充分大きい。
ネットで買うなら、スポーツタイプの時計は40mmまで、
その他のタイプの時計は38mm以下
と決めている。
手首周りが16.5cm(日本人の平均)なら、
スポーツタイプで42〜44mmまで、
その他のタイプは40mm以下
が良いだろう。
あくまで、「この範囲ならおおむね失敗はないよ」というざっくりした目安である。
私の体験(IWC ポルトギーゼの話)
IWCでは、ポルトギーゼというカッコ良い時計がある。
女性ウケも良く、普遍的な人気のあるモデルだ。
この時計を店舗で検討する機会があった。
(普段は私は定番を避けるが、無視出来ないかっこよさ)
定番のポルトギーゼはカタログスペック41mm。
実際に計測すると、40.5mmだったかと思う。
この40.5mmのポルトギーゼも、思っているよりは細腕でも違和感は無かった。
店員も「全然アリですよ!」と騒いでいた。
しかし、やはり厳しく見ると大きい。
後から後悔するタイプのギリギリのデカさ。
同じポルトギーゼでも、39mmの方は良い感じだった。
(デザインは41mmの方が好き)
ドレス的な時計としてはやや大きい。
しかし、懐中時計にルーツのあるIWCの時計としてはこの大きさは正しい。
こういった体験で、私の細腕では「(広い意味での)ドレスウォッチは40mmオーバーはダメ!」という事実を再確認した。
サイズの基準を持っていなかったら、危うく買っていたかもしれない。
(結局、どっちも買わず)
画像と動画はなるべく沢山見る
時計をネットで確認する際、写真を信じすぎるのはやめた方が良い。
実物の滅多に見られない良い瞬間を捉えている場合がある。
(特定の角度だけ美人、みたいなもん)
また、逆に写真や画像の印象が悪すぎることもある。
(実物をみたら美人、みたいなもん)
個人的な意見だが、写真でなく動画であれば、時計は実物とあまり印象は変わらない。
(ガチの高級品は、見る角度や光で大きく変わる)
ネットに上がっている動画をほとんどチェックしたら、様々な条件(光の当たり方)で時計を確認出来るはずだ。
この点も、実店舗よりも有利かもしれない。
[st-kaiwa2]ネットで買うなら、
絶対に
複数の動画でチェック![/st-kaiwa2]
ネットでの時計購入の注意点とデメリット
「複数の時計をざっと見る」が出来ない
実際の店舗では、ショーウィンドウに並んでいる時計をサッと眺めれば、沢山の時計を一瞬でチェック出来る。
全く予備知識がない人にとっては、目で見て瞬時に確認できた方が良い。
ネットでは、検索キーワードやカテゴリで縛ったりするため、確認漏れが発生する可能性がある。
また、検索結果のサムネで時計が並ぶと、サイズ感は分からない。
ネットで時計をチェックする際は、どうしても時間がかかってしまう。
- 検索方法を工夫したり
- メーカーの公式サイトをチェックしたり
- カタログスペックをチェックしたり
時計は、家電とは違う。
「部屋がこの広さだったら、このパワーのエアコンが正解」ということはない。
[st-kaiwa2]人の感性だから、
正解がない!
沼![/st-kaiwa2]
迷ったら保留にすること
ネット上の情報や動画で多くのことが分かると書いた。
しかし、サイズや重さ、腕に乗せた際の印象などは、実物を見ないと分からない。
サイズに関しては、以下の要素で印象が変わる。
- 文字盤の色が白では大きく、黒では小さく感じる
- 文字盤が大きい(ベゼルが細い)と、実際より大きく感じる
- 文字盤の情報量が多い(クロノグラフ等)と、実際より小さく感じる
文字盤がシンプルだと、実際より大きく感じる - ラグが上手く曲げてあると、あまり大きさを感じない
重さも、数字上は重いのに、実際はあまり重く感じなかったということもある。
(重心の位置やベルトのフィット感で変化する)
こういった「ネットの情報で結論が出せない時計」は、自分の中で保留リストに入れよう。
限定などでない限り、無理して買う必要はない。
私はセイコーのタートルという時計をネットで見て気になっていた。
しかし、この時計はでかくて重い。
(直径45mm、200g)
普通は無理なサイズだが、試着して何故か問題なかったため、購入した。
[st-kaiwa2]情報で判断出来ないなら
とりあえず保留リストに入れておく![/st-kaiwa2]
ネットで時計を買うメリット・デメリット・コツ・注意点、まとめ!
今回紹介した内容は、以下の通り。
これを理解しておけば、ネットで時計を買っても失敗しないはずだ。
[st-cmemo webicon=”st-svg-file-text-o” iconcolor=”#FFC107″ bgcolor=”#FFFDE7″ color=”#000000″ iconsize=”200″]・自分の腕の大きさに合うサイズ・重さを知っておく
・写真や動画(動画が重要)は調べ尽くす[/st-cmemo]
[st-cmemo webicon=”st-svg-hand-o-right” iconcolor=”#3F51B5″ bgcolor=”#E8EAF6″ color=”#000000″ iconsize=”200″]・正規店よりネットで買える並行店が安い
・店員に煽られることなく、検討が出来る
・無金利ローンが使える(ことが多い)[/st-cmemo]
[st-cmemo webicon=”st-svg-exclamation-circle” iconcolor=”#ef5350″ bgcolor=”#ffebee” color=”#000000″ iconsize=”200″]・実物をざっと見て確認することが出来ない
・検索やカテゴリで調べたときに、見つけにくい時計がある
・大きさや重さがグレーゾーンの場合、付けてみないと分からない
・付けてみないと分からない時計は、無理して買わず、保留にすること[/st-cmemo]
皆さんの良い時計ライフを祈っている!
[st_af id=”289″]